さまざまなスタイルのガールズグループが台頭する中、王道のアイドル像をまっすぐに体現しているのが、7人組アイドルグループ・FRUITS ZIPPERだ。ボリューム感たっぷりのフリル衣装に、思わず目を奪われるキュートな表情とポージング。丁寧に作り込まれたヘアには王冠やリボンを添え、まるでお姫様のようなスタイルを完成させる。そのビジュアルは、男性ファンはもちろん、“カワイイ”に憧れる女性ファンからも高い支持を集めている。
3月16日には、“ベビーピンク”担当の松本かれんがピンクの特攻服姿を披露し、大きな話題に。デビューから4年、“カワイイ”を軸に据えながらも、そこに新たなエッセンスを加え、表現の幅を広げ続けている。

その進化は、2月1日に開催された初の東京ドーム公演“FRUITS ZIPPER SPECIAL LIVE 2026 「ENERGY」”でも存分に発揮された。ファッション、メイク、そしてステージ演出に至るまで、FRUITS ZIPPERらしさが凝縮された一夜となった。
観客の度肝を抜いたのは、物語仕立てのオープニングから続く登場シーン。映像が終わると、メンバーのデフォルメイラストが描かれた巨大な気球が登場し、それぞれがカゴに乗って姿を現す。約5万人の観客を見下ろすように登場する演出は、ライブの幕開けにふさわしいインパクトを放った。

1曲目「RADIO GALAXY」でステージへ降り立った7人がまとっていたのは、メンバーカラーを基調にしたミニワンピース。スパンコールが輝くテープや、裾にあしらわれたリボンが動くたびに揺れ、視線を引きつける。ヘアには大ぶりのリボンやヘッドドレスを合わせ、“これぞFRUITS ZIPPER”といえるアイコニックなカワイイを表現。ロックからメロウまで幅広い楽曲を披露しながらも、どの瞬間にも“カワイイ”という芯が通っている点が、彼女たちの大きな魅力だ。

中盤では、これまでの軌跡を振り返る映像を経て再登場。「BABY I LOVE YOU♡」では、LEDを仕込んだステンドグラス調のドレスで幻想的なムードを演出する。さらに「スターライト・ヴァルキリー」では、炎の演出とともにブラックを基調とした衣装へチェンジ。ヘアメイクも楽曲に合わせて質感やニュアンスを変え、可愛らしさの中に凛とした強さをにじませた。

終盤には「NEW KAWAII」で再び気球が登場し、会場の高揚感は最高潮へ。フリルをふんだんにあしらった王道スタイルでのパフォーマンスまで、最後まで一貫して“カワイイ”の世界観を貫き通した。
アンコールを含め全44曲という圧巻のボリュームで届けられた東京ドーム公演。代表曲「わたしの一番かわいいところ」をはじめ、初披露曲やユニット曲も織り交ぜながら、約3時間にわたり“今のFRUITS ZIPPER”を余すところなく提示した。







今後も「PREPPY」では、楽曲やパフォーマンスだけでなく、ヘアメイクやビジュアル表現の観点からも、進化し続けるFRUITS ZIPPERの“カワイイ”に注目していきたい。
写真/ヨシモリユウナ、森好弘、高田梓、ハタサトシ、後藤壮太郎、藤井拓
取材・文/高橋真希子
仲川瑠夏(FRUITS ZIPPER)さんが表紙に登場の、プレッピー2026年4月号もぜひCHECKを!
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