髪と服、互いに引き立て合うバランスとは。そこに今をのせるには。
自分の感性を信じ、美容師にとっての永遠の命題に『ダブ』ハルトさんが挑む。


theme: Silent Chaos
自分の得意から脱却する。今回いちばんこだわったところです。僕は形やカットラインを効かせた固いデザインが多いため、パーマで柔らかさを加えて新鮮さを求めました。Silent(サイレント)はいつもの自分、そこにChaos(カオス)を掛け合わせたら、どこに着地するのか。ステップカットをパーマでくずし、バイカーの男らしいファッションにリボンで甘さを添え、心地いい混沌を狙い……。自分なりの新しい表現に挑戦ができてとてもワクワクしました。
BEFORE(=CUT BASE)




もみあげの前はあごラインより1㎝上、トップから耳後ろにかけては首のつけ根、バックは鎖骨下を目安に、裾はつなげずに設定したステップカット。裾は前上がりのラインでつくり、ミドルはグラデーション、トップ表面はレイヤーを入れる。
PERM

カットとパーマを連動させるため、カットベース通りにブロッキング。

アンダーは20㎜のロッドで平巻き2回転半。裾のラインに合わせて前上がりに巻き収める。

ミドルの下段はロングロッドを使用。毛先を入れ込んでリバースに巻き込む。根元を一旦後ろに流すことで毛先は前へ、首もとに沿わせるような動きをつける。

ミドルの上段はゆるくニュアンスをつける程度で十分。ダウンステムに引き出し、26㎜のロッドで3回転。その上の表面は23㎜のロッドでアップステムに平巻きにする。

サイドの耳上のパネルは23㎜のロッドで平巻き2回転半。その上のハチまわりも同様に巻いて大きめのウェーブを重ねる。

サイドの表面はバックと同様、23㎜のロッドでアップステムに平巻き。

顔まわりは20㎜のロッドで平巻き1回転半。ワンカールのニュアンスをつくる。

その上のパネルも同様。23㎜にロッドを上げ、平巻きで1回転半巻く。
ROD ON




もみあげ前、耳後ろ、ミドル、バックのアウトライン。カットベースと連動させ、4つのステップごと巻き分ける。表面のレイヤーを入れた部分はアップステムで根元のふんわりとした立ち上がりをつくる。

テストカール。ロッド幅でしっかり波状がついていればOK。
WASH OUT




大きめのカールをくっきりと表現。太めのロッドでしっかりかけたものを、乾かすときに少し伸ばすようなイメージで調整している。お客様が家でバーッと乾かしてもイイ感じに決まる塩梅を狙ってのもの。
使用薬剤●ウェーボ CA70(デミコスメティックス)
1剤25分自然放置。2剤(ブロム酸)は15分自然放置。
FINISH




根元からラフに、リッジを軽く伸ばすように乾かしてから、パーマの動きを生かしてウェットな質感のスタイリング剤で仕上げる。

HARUTO
DaB DAIKANYAMA
ハルト。『ダブ』代官山店サブマネージャー。日本美容専門学校卒業後、2018年に『ダブ』入社。ラインの効いたエッジィなヘアスタイルを得意とし、2024年のTHAではモデルクリエイション部門グランプリを受賞。セミナーや撮影に引っ張りだこ。今、注目される若手のひとり。イマジネーションの源は「旅」。昨年はロンドンとパリを訪れ、「音楽もファッションもイギリスのカルチャーが大好き。でも、街並みや空気感はパリのゆるさが心地いいですね」 Instagram:@haruto_0210
photo: Okumura Koki text: Sugiura Akiko model: Sato Takeru
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