若き小西恭平、青木大地のふたりが、その技術とアイディア、そして自信と夢をいっぱいに詰め込んで『COA』を立ち上げたのが2021年のこと。いまや日本最高峰のヘアサロンとして、卓越したデザイン力と似合わせの技術は多くの女性の憧れとなっている。そんな『COA』の新境地であり、これからの日本のトレンドを占う最新4スタイル。ディテールの隅々まで味わい尽くしてほしい。
make-up: Jinnai Honoka[小西、伊藤]、Tarumi Yume(COA)[高橋、細田] photo: Sano Kazuki(Chiyoda Studio)、text: Men’s PREPPY


hair design by Konishi Kyohei

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hair design by Ito Yuya

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hair design by Takahashi Eisho

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hair design by Hosoda Shingo

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INTERVIEW
COA
Essence of Beauty
『COA』4年半の歩みを経て、今や100名規模の組織へと成長を遂げた。代表を務める小西恭平と青木大地の二人は、何を誓い、どのような壁を越えてきたのか。創業時の原点から、技術への執着、そして世界を見据えた今後の展望まで。二人の「核」に深く迫るロングインタビューをお届けする。
業界の課題解決から始まった、僕たちの有言実行。
青木大地(以下青木):僕たちが5年前にCOAを始めたとき、いちばんに考えていたのは「美容業界の課題解決」でした。スタッフ全員が心から楽しく働くことができる環境を本気で整えたいと話していたよね。
小西恭平(以下小西):まずそれが第一だった。当時はSNS全盛期でしたが、だからこそ技術を何より大切にするサロンにしたいと考えていました。売上げが上がっても現場となじまず乖離するのではなく、スタッフみんなが一生美容師を楽しめる場所になることを志しました。
青木:そのために、まずは結果で証明しようと。ホットペッパーで1位を狙ったのも、組織を強くするためです。2年目で達成しましたが、スタッフ全員が一丸となって行動してつかみ取った結果でした。
小西:まずは自分たちが圧倒的な実績を出して背中を見せる。口先だけでなく行動で示すことで、ついてきてくれる仲間との信頼を深めてきました。有言実行を貫く姿勢こそが、COAの原点だと思います。
ジーニーと努力の天才が紡ぐ、揺るぎない信頼。
小西:青木大地は芯が強く、圧倒的な安心感があります。僕にとっては、願いを叶えてくれるアラジンのジーニーみたいな存在です。自分にない外交的な才能やコミュニケーション力を心から尊敬しています。
青木:僕は逆に、小西恭平の継続力と結果への執念に今でも驚かされます。正月ですらハサミを握り、技術を磨き続けている。彼のその変わらない姿勢があるからこそ、僕は安心して外で新しい挑戦ができるんです。
小西:でも、この二人の関係が気を遣い合ってしまったら終わりだとも思っています。だから、ぶつかり合うことも恐れません。
青木:ケンカするときは写真を撮るルールがあるんです(笑)。あとで笑い合うためというのもあるんですけど、本音で向き合って感情を共有することが大切ですから。この二人なら業界の頂点に行けると、創業時から直感していました。
「仕事に慣れるな」という規律が、本物の楽しさを生む。
青木:よく「スタッフの仲がいい」と言われますが、僕たちの言う「仲のよさ」はなれ合いではありません。プロとして相手を思いやれることが本当の意味での仲のよさです。その裏には、実は厳しい教育もあります。
小西:僕はスタッフによく「仕事に慣れるな」と伝えています。仕事が日常になり、慣れてしまった瞬間にお客さまは離れてしまう。僕たちの仕事は数カ月に一度の特別な一日を預かっているという自覚を持つべきです。
青木:早期デビューもいいですが、生涯通用する技術を伝承したい。所作やサービスの隅々まで、僕たちが培った技術をしっかり残したいと考えています。
小西:売れない時期も前向きに楽しめる強さがあれば、結果が出たときに謙虚でいられます。全員でバックアップして、一人ひとりが売れるように導く環境は整っていますから。
100人体制で挑む、世界一の「美容大国」への回帰。
青木:COAは2026年4月で100人体制になります。教育や世界展開など、あらゆる領域で1位になりたい。そうして得た収益を現場に投資し、スタッフが誇れる最強の組織を構築していきます。
小西:カリスマ集団をつくりたいですね。一人ひとりが強い組織。日本を再び美容大国にという強い野望があります。
青木:新しい夢を中に対しても外に対しても提示し続け、業界全体の価値を上げることが僕たちの使命だと思っています。
小西:誰かを否定するのではなく、良い環境を整えることで貢献していきたい。僕たちがいちばん走り、結果を出し続ける。これからもCOAは、美容師の可能性を拡張し続けていきます。

写真右/あおきだいち。『コア』代表。技術、売上げは当たり前のこととして、そのうえさらに商品開発、会社運営、外部とのコミュニケーションなど、多岐にわたる活躍を見せるスーパーマン。『コア』の顔。

「今回、自分のいちばん得意なレングスでテーマ『ナチュラル』を表現したスタイルです。カットを見せながら素材を生かしたデザイン、それからエフォートレスな質感に、自然体な姿を感じてもらえるんじゃないかと思います。現在とY2K、韓国っぽい感性と日本らしい質感、2つの異なる要素からお互いのいいところをかけ合わせてつくるのが僕のスタイルです」

小西恭平
こにしきょうへい。『コア』代表。トレンドデザインに対する感性と発信力、そしてそのクリエイティビティを支える技術。もはや1サロンのみの話ではなく、日本の女性の美の価値を創造する『コア』の心臓。

「韓国スタイルを得意にしている僕にとって、今回のテーマ『コンサバ』『ナチュラル』は、試行錯誤しながらのチャレンジでもありました。ふだんはアイロンでカールを構成してつくり込んだりするのですが、今回はブローのみで仕上げたりといった質感づくりで、僕の考える『ナチュラル』を表現しました」

伊藤裕也
いとうゆうや。『コア表参道』代表。最年少幹部として、『コア』イズムの継承と伝達を担う、次世代のキーマン。こう見えて高校時代には空手で全国を制覇しており、メンタルもフィジカルもスキなし。

「僕がつくったセミロングのスタイルのポイントは、顔まわりにしっかり切り込んだサイドレイヤー。全体のシルエットも犠牲にせずにキレイに仕上げました。ハイレイヤーとウルフのちょうど間のバランスで、僕が考えるちょっと先、次に来るスタイルを提案しています」

高橋英昇
たかはしえいしょう。『コア』統括プロデューサー。社内の教育カリキュラムのアップデート、社外でのセミナー活動など、主に技術面において『コア』の躍進を支える理論派。

「『ナチュラル』『コンサバ』というキーワードを黒髪で表現するというのが今回4体を通した仕掛けです。4スタイルの中でも一番レングスの短いミディアムレングスで、軽さの表現に気を使いましたね。先細に仕上げた毛先の質感でアウトラインが軽くなっていることに注目してもらえたらうれしいです」

細田真吾
ほそだしんご。『コア』クリエイティブディレクター。オールラウンダーとして知られるが、特にコンサバスタイルでは右に出る者なし。COAのバランサーであり、実はバラエティ担当でもある。
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