ショートカット講座の最終回は、人気の丸みショートにハンサムさをプラスしたカッコかわいいデザインのつくり方をお届け。前下がりのバランス感、エアリーな毛束の動きに注目です!
誰でも簡単にかわいくなれる! 3ステップで叶える「ショートカット」|「VIEW」いわSUN☀
BEFORE

前回のカットから全体が伸びてきて、シルエットのメリハリがなくぼやけて見えてしまう。後頭部の丸みをきれいに出し、顔まわりには前下がりのニュアンスをつけて印象を引き締めつつ、束感や毛流れを出していきたい。
BASE CUT
【レザーでベースづくり1】

(左から)
- 1段目はぼんのくぼでハの字にスライス(中央のパネルからカット開始)
- 丸みの欲しい部分からストロークする(レザーの刃先を使って間引くように)
- 2段目、3段目も同様にし、アンダーの切り上がり(左右にかけてゆるやかな前下がりに)
【point】レザーによって毛先は柔らかいタッチになっている
↓動画でチェック!
【レザーでベースづくり2】

(左から)
- ミドルからサイドを前下がりのスライスで取る(丸みの欲しい位置からレザーを動かす)
- バックからのつながりを意識してつなげる(この段階で前下がりを強く意識せずOK)
- サイドの2段目も同様に前下がりを意識
【point】毛量を取りながら、長さを決められるのがレザーの利点
【レザーでベースづくり3】

(左から)
- サイドの3段目も同様にカット
- フロントはカットし終えた髪を耳にかける(これにより切る毛束が明確になる)
- ほお骨からゆるやかなラインが完成
【point】耳にかけることで顔まわりを削るミスを防ぐ
【レザーでベースづくり4】

(左から)
- 表面の1段目は前下がりにカット(表面を2段に分けて切る)
- 最も髪が動く2段目は1段目をガイドに
- 顔まわりの髪にトップの髪が重なる
BASE CUT FINISH

後頭部には奥行きのある丸みが出て、サイドは前下がりのバランスに。メリハリのついたきれいなシルエットが完成。
質感&量感調整
【セニングで調節】

- 前下がりの角度をつけてセニングを入れる
【point】レザーで作った前下がりを際立てる
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【スライドカットで仕上げ】

- 笹刃シザーをすべらせる(シザーの入れる位置を前下がりにする)
【point】
前下がりに入れてシェイプ感を出す。
さらに束感と毛流れをアップさせる。
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CUT FINISH

カット終了。ハンサムさのキーワードとなる“前下がり”のニュアンスがきれいに出て、さらにエアリーな毛束感が爽やかさを演出している。
仕上がり

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photo:Koda Toshimitsu text:Sugiura Akiko
stylist

「VIEW」いわSUN☀
いわさん。『ビュー』代表取締役。埼玉県出身。東京文化美容専門学校卒業。2021 年前身となるサロンを立ち上げ、2025年3月よりVIEWとして新たにスタート。現在、15店舗を展開。