スタイリストデビューして1年目のルーキーをピックアップ。今いちばん推したいメンズスタイルはこれだ!
少年から大人になる瞬間の独特の色気を表現

シルエットにこだわるという楠本さん。今作では大人の階段を上り始めた瞬間を切り取った。「大人すぎず、子どもすぎず、少年が大人になる瞬間にしかない、独特の色気を表現しました。顔を洗ったついでに、濡れた手で髪をなでつけ、ちょっとワックス付けたみたいな。めんどくさいけど見た目が気になるお年頃なイメージです」



CUT/ショートレイヤーベース。ハチ下は刈上げない程度にレザーでレイヤーを入れて、切ってから時間が経ったなじみ感を作る。トップはシザーでレイヤーカット。重い部分のみレザーで毛量調整。フロントはシザーで束感を作る。
PERM/17〜10㎜で平巻き。えり足はピンパーマ。
STYLING/ソフトワックスを全体になじませる。
10 QUESTION
Q1.得意なデザインは?
パーマスタイルです。
Q2.ふだんから心がけていることは?
ニーズに応えることも大事ですが、その人のなかに新しいポイントを見い出せたらいいなと思っています。
Q3.この仕事のやりがいは?
「ああしてほしい、次はこうしてほしい」など、お客さまから遠慮なく求められるときに感じます。
Q4.どんなスタイリストになりたい?
お客さまの人生のメンバーになりたいです。かかりつけ医ならぬ、かかりつけ美容師みたいな。
Q5.スタイリストに必要なものとは?
なんとかする気合いや粘り強さです。どんな要望や履歴でも、いい意味でしつこく向き合うことです。
Q6.この仕事の難しいところは?
技術も接客も上には上がいて、果てしないことです。でも、終わりがないから魅了されるんだと思います。
Q7.影響を受けた人は?
代表の髙田と言いたいところですが、僕にとって絶対的存在なので、影響とか憧れでは片付けられません。では誰かと言うと、先輩のコイヌマです。圧倒的自由で、思考回路不明のアイディアを生み出し、それを作る腕もある。目指す美容師像にいちばん近い人です。
Q8.アピールポイントは?
頑張らなくていいスタイル、テキトーでもいい感じに見えるヘアを作ります!
Q9.美容師を目指したきっかけは?
ずっと髪を切ってもらっていた美容師の叔父の勧めで。父が大工なので、もともともの作り自体に興味があったんです。
Q10.今後の展望は?
無視できない人になりたいです。噛めば噛むほど味が出るスルメ美容師に(笑)。

salon data
tender
東京都渋谷区神宮前4-24-10
広瀬ビル1F
TEL: 03-6447-2119
stylist
楠本幹太
くすもとかんた。『テンダー』スタイリスト。1997年生まれ。熊本県出身。福岡南美容専門学校卒業。2024年9月デビュー。読書にハマっている。
photo: Sakuma Takeshi text: Men’s PREPPY model: Watanabe Akira
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