「DREAM PLUS CONTEST 2025」のエリア審査員を務めた、デザインへの熱い思いを持っているクリエイター美容師5人がPREPPYに再集結! 「マイトレンド」なデザインによるリアルヘアを、クリエイティブに魅せたLOOKは、「N. ルフレカラー」(ナプラ)によるもの。5人の思う2025A/Wの「マイトレンドヘア」「マイトレンドカラー」について解説していただきました。
5人5様の「マイトレンドカラー」は、2025A/Wカラー提案のヒントになるものばかり!
STYLE1.ミニマムなヘアを彩る柔らかレッドオレンジに釘付け(泰斗/Cocoon)


新生部とブリーチ部分の色の出方の違いによってツートーンに見えますが、ワンメイクなので次のカラー提案もしやすいのがポイント。ラインを生かしたシンプルでミニマムなデザインに発色のよい色を乗せると、デザインのバランスがよいと思いました。秋冬におすすめです!
■HOW TO
CUT/もみあげ〜サイド〜バックにかけて平行にカットし、毛先にブツ切り感を残しつつレイヤーを入れて動かしやすくする。バックは刈上げにし、ベリーショートの雰囲気とボブっぽさを同時に楽しめる「ベリーショートボブ」に。前髪はおでこの丸みに沿ってストレートにカット。STYLING/根元〜毛先までまんべんなくオイルをつけ、束感を出す。
■N. REFLET COLOR RECIPE
beforeは全頭18レベルのブリーチ毛。新生部は2〜3cm。7レベルのスカーレット(OX3%)を新生部・既染毛すべてにワンメイク。
■使用カラー:SCARET スカーレット

■使用感コメント
スカーレットは他のカラー剤のラインナップには意外とない色。とてもきれいなレッドオレンジだと思いました。しかもシャンプーを3回しても色落ちせず、高彩度をキープ。ミニマムなフォルムに強めの色味がとても映えて、ライン感のあるデザインを強調できたと思います。(泰斗/Cocoon)
STYLE2.計算されたシルエットに、ヘルシーレッドが好相性(米澤香央里/Hank.)


コンパクトでまとまりのあるフォルムの中に動きやエッジを効かせ、そのバランスにこだわりました。かわいさは壊さずにちょっとだけ遊び心を散りばめています。秋冬はガーネットやピンクなどの暖色系カラーで女性らしく、いつもと違うおしゃれを届けたいと考えています。
■HOW TO
CUT/ワイドバングのマッシュウルフ。全体にスライドカットを入れて軽さを出す。STYLING/全体にクセある&パーマの残りを生かし、19mmのロッドをオールパーパスで空巻き。耳後ろのみ逆巻きにし、顔周りと耳前はピンパーマを巻く。ロッドオフ後、カールをクッションブラシでとかしてほぐし、水をつけてセミウェットに。ハチ下〜耳後ろにオイルをつけてなじませる。
■N. REFLET COLOR RECIPE
beforeは全頭黒染め。ライトナーで13〜14レベルまでトーンアップ。ネープと表面をランダムに毛束を取って細めのブリーチを施し、9レベルのガーネットをワンメイク(OX4.5%)。
■使用カラー:GARNET ガーネット(新色)

■使用感コメント
ブリーチせずにガーネットを乗せましたが、もっと濁るかな?と思いきや、とても発色が良かったです。赤系カラーはどうしても光に当たらないと色味を感じづらいのですが、しっかり色味が表現でき、サロンワークでも活躍しそうです。(米澤香央里/Hank.)
STYLE3.ウェットな質感と2層のベージュでヘルシーな色気を演出(小西恭平/COA)


フロントとバックのセクションブリーチにベースより2レベル明るい色を入れたことで、シンプルなカットにデザイン性を持たせています。ショートはボーイッシュになりがちですが、ヘビーウェットな質感にすることで女性らしい色気を演出しました。ウェットヘアは秋冬の推しです!
■HOW TO
CUT/グラデーションベースの前上がりのショートボブ。トップと顔周りにレイヤーを入れる。前髪は厚めにつくり、モード感を際立たせる。STYLING/水:オイル=1:2で混ぜ、全体にしっかりもみ込む。水を混ぜるとベタつかず、髪へのなじみがよいだけでなく、光沢を出しつつ抜け感も出せる。
■N. REFLET COLOR RECIPE
beforeはベースが8〜9レベルのブラウン。フロントのセクションブリーチ部分は18レベル。新生部は3cm。バックにスライシングでブリーチを入れ、ベースは7レベルのアメトリン(OX4.5%)、ブリーチ部分は9レベルのアメトリン(OX3%)を時間差で塗布。
■使用カラー:AMETRINE アメトリン

■使用感コメント
ブリーチ部分とブリーチではない部分の両方にアメトリンを使いましたが、ブリーチ部分はミルクティーのような色が一発で表現でき、ブリーチではない部分もきれいなベージュカラーになりました。ベースの状態に左右されずに狙った色味を出せると感じました。(小西恭平/COA)
STYLE4.イエロー×ベージュで魅せるマットなミディアムモード(RYUSEI/PELE)


ベーシックなミディアムレイヤーに、奥行きのあるカラーを入れたのがポイント。イヤー・トゥ・イヤーより前は耳上から1cmずつ横スライスでパネルを取り、下からベージュとイエローを交互に塗布しています。前髪もツートンカラーにしておしゃれな雰囲気に仕上げました。
■HOW TO
CUT/前髪をノーズラインでカットしたミディアムレイヤー。STYLING/中間~毛先にかけ、32㎜のアイロンで全体的にリバース、フォワードのミックス巻きに。頬にめがけてフォワードに巻いて小顔効果を狙い、その後ろのセクションはリバースに巻く。仕上げにソフトワックスを塗布してドライでマットな質感に。
■N. REFLET COLOR RECIPE
beforeは17.5レベルの全頭ブリーチ。根元〜中間は3回程度、毛先は5回程度のブリーチ履歴あり。根元は2cm空け、イエロー部分は9シトリン:クリア=1:1(OX3%)、ベージュ部分は9フォグ:クリア=1:1にに9シトリンを10%混ぜて塗布(OX3%)。
■使用カラー:CITRINE シトリン(新色)


■使用感コメント
フォグはマット寄りのイエロー系グレーなので、同じイエロー系のシトリンとリンクする色。同系色でまとめ、リッジ感のあるカールをつくってモードっぽく仕上げたのですが、巻いたことで柔らかい色合いになり、マットな質感をうまく表現できました。(RYUSEI/PELE)
STYLE5.高彩度なブルーグリーンで柔らかウルフを格上げ(kazu/SYUK)


シンプルにワントーンでカラーすることであえて緩めに見せた&計算されたカットラインに目がいく設計にしています。特に高彩度カラーであってもナチュラルに見せるための似合わせを意識しました。秋冬はパーマやフロントに比重を置いたデザインを推したいです!
■HOW TO
CUT/ベースはラフなウルフ。抜け感を出して整いすぎない質感にし、ナチュラル感を演出。STYLING/アイロンやブローなどはあえてせず、クセや自然なふくらみを生かしてキメすぎない”攻めナチュラル”に。全体にオイルを塗布し、数分経過して髪が油分を吸い込み始めたときに毛先を整え、ぬるっとした質感をつくる。
■N. REFLET COLOR RECIPE
beforeは全頭17レベルのブリーチ毛。13レベルのペリドット:5レベルのペリドット=1:2(OX3%)をワンメイク。
■使用カラー:PERIDOT ペリドット

■使用感コメント
グリーン系カラーは青みが強くないと色表現が難しいのですが、ペリドットはアンダーのムラに負けないパワフルさがあり、染まりやすくて時間も読みやすかったです。さらに高彩度で色もちもいいので、デザインの幅が広がりそうな気がしました。(kazu/SYUK)

(写真左から)
小西恭平(COA)
『コア』代表。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。再現性のあるヘアづくりがモットー。透明感のあるカラーが得意。
泰斗(Cocoon)
『コクーン』銀座 ディレクター。窪田理容美容専門学校卒業。骨格や毛流、髪質を生かしたカットが得意。
米澤香央里(Hank.)
『ハンク』アートディレクター。日本美容専門学校卒業。顔周りカットや色落ちがきれいなカラーがこだわり。
kazu(SYUK)
『シュク』代表。仙台理容美容専門学校卒業。「誰よりも美しいカット」が信条。中でもショートやボブウルフを得意とする。
RYUSEI(PELE)
『ペレ』代表。資生堂美容技術専門学校卒業。エッジの効いたカットやブリーチカラーで高い支持を集める。
N.REFLET COLOR
今の時代を映し出す、狙い通りの質感と鮮やかさ。
軽やかで洗練された色味を自在に表現。

2025AW NEW COLOR Debut!
シトリン/ガーネットがこの秋、仲間入り。


■N. REFLET COLORの詳細はコチラをCHECK!👇
https://ndot.jp/lineup/reflet_color
photo: Sano Kazuki, Koda Toshimitsu text: Morinaga Yasue