一世を風靡した「重めマッシュ×強めのリッジパーマ」からトレンドは激変。
今、そしてこれから来るパーマをイチ早く知りたいと『レクタ』貴龍さんの連載が開始。第2回は変則系のツイストパーマに迫る。
“パーマ感“を楽しみたい男性のために考案したパーマ。

ツイストさせるが、ツイスト部分は巻き込まない。なんとも変則的なアプローチながら仕上がりは有無をいわさぬカッコよさ。貴龍さんにその理由を聞いた。
「取り出した毛束の根元1/3付近をねじり、中間から毛先のねじっていない部分をロッドに巻きつけます。これは中間にリッジを効かせつつ、そのリッジをバラけるようにして“抜け“をつくりたいから。根元をねじることで毛束がほつれるようにしています。ツイストするのはいわゆるチリッとした質感のためではないんです」
細かく強いパーマのトレンドは落ち着いてきたが、“パーマ感“のあるスタイルが依然として好きなメンズのために考えたという。抜けと遊び、きれいなリッジが同居し、大人っぽい雰囲気も漂う。
「男らしさを感じる、芯のある男性像につながると思います。そのため、若い世代だけでなく、働く男性のお客様にも喜んでいただけていますね。根元のツイスト部分が揺れとなって毛束が落ちるので、リッジが強くても広がらず、シルエットはコンパクトに決まります。実は骨格補正の要素も持っているパーマなんです」

ツイストの向きとロッドに巻く向きを変えてつくられた無造作なカール。
前下がりのカットラインに合わせてウェーブのスタート位置を前下がりに操作。このいい塩梅の溜まり感の秘訣だ。「スタイリングはフォームをまんべんなくなじませて自然乾燥し、グリースでウェット感をプラス。軽く散らすようにして仕上げます」
今回スタイルを提案してくれたのは……「RECTA」貴龍さん

よしたつ。『レクタ』ディレクター。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業。ひと目でそれと分かる、貴龍印の効いたムードあるパーマは業界内外にファン多数。@yoshitatsu___
【SALON DATA】
RECTA(レクタ)
東京都渋谷区神宮前6-12-2 KTビル2F 03-6805-1430
photo: Umetsu Shota text: Sugiura Akiko
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