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20 Nov 2025
20 Nov 2025
hair products
           

中野製薬のプロフェッショナル向けヘアケアブランド「SONQ」が新発売。

メインターゲットは10代後半~20代前半の女性。
新規顧客集客とリピート化に着目

2025年10月29日、中野製薬株式会社が、美容サロン向け新ブランド「SONQ(ソンク)」を発表し、そのローンチパーティが原宿で行われた。同ブランドは、サロンにおける新規集客の課題に着目し、クーポン利用率と複数サロンの使い分けが多い20代女性(Z世代)を主要ターゲットに設定している。

近年、美容サロンの増加やSNSの普及などにより、新規顧客の集客は困難な時代になっている。多くのサロンは、集客サイトのクーポン展開やSNS投稿などにコストや時間を費やしている。また、同社の調査によると、クーポンの利用率が最も高いのは20代女性であり、さらに複数のサロンを使い分ける人が最も多いのもこの世代であることが判明した。これらの動向を踏まえ、SONQは、従来の「クイックトリートメント」(シンプル工程、コスパ・タイパ重視)と「高価格トリートメント」(複雑工程、高補修効果)の両方の特徴を兼ね備えた「スマートトリートメント」として企画・開発された。スマートトリートメントは、「コスパ」「タイパ」に加えて、「高い効果の実感とその持続」を兼ね備えることで、初回来店時の高い満足感とリピート率の向上を目指している。製品の企画・開発には、Magicoの上原潤一郎氏が協力し、現場の視点から具体的なアドバイスを行ったという。

扱いやすく、高い効果を実感できる「SONQ」の製品特長

扱いやすいテクスチャー(トリートメント1:ジェル/トリートメント2:リキッド/トリートメント3:クリーム)
2種の質感(「smooth」やわらかな質感でさらり髪続く/「sleek」みずみずしい質感でつるん髪続く)

【高い操作性】
3つのトリートメントを重ねて塗布し、流すだけのシンプルな工程。かつ扱いやすいテクスチャーで、施術者の技量に左右されにくく、誰が施術してもムラなく均一に仕上げることができる。

【注目成分の配合】
トステア、活性ケラチン、ハイブリッドポリマー、エルカラクトンなどの注目成分配合。持続的にカラーやブリーチをしているダメージヘアを補修・保護する。

【イオンコート処方】
毛髪表面にイオンコート(疎水性被膜)を形成し、指通りが良く満足度の高い仕上がりを実現。ヘアカラーの発色を持続させるので、クーポン展開を想定したカラーとのセットメニューに最適。

【ホームケアアイテムも展開】
質感違いの2種のウィークリーホームケアアイテムを用意。毛髪補修、保湿、ドライヤーやアイロンによる熱ダメージから髪を保護する。サロンでのトリートメント効果とカラーの美しい状態の持続をサポート。

SONQのホームケアアイテム「リペアヘアマスク」。

【癒される華やかな香り】
香りは、トレンドの香水のようにふわっと香るフローラルムスクの香り。
トップ: ベルガモット、レモン、ペアー
ミドル: ローズ、ジャスミン
ラスト: ムスク、アンバー、サンダルウッド

SONQの現在のラインナップは、サロンで使用する3ステップのトリートメントとホームケアのアイテム計6アイテムである。

「SONQ」の企画・開発アドバイザー、Magico 上原潤一郎氏。軽快なトークで会場が盛り上がった。

【トークセッション】若手トップランナーが明かす! 集客・リピートに繋がるサロンワークの「今」

製品紹介の後、活躍する女性スタイリストが登壇し、トークセッションが行われた。現場で肌で感じているお客様の美意識の変化、トリートメントの提案方法、今後の目標などが語られた。登壇したのは、モデレーターを務めたGAME harajukuのMAYUKAさんをはじめ、ANSWERの方森玲奈さん、GARD/enの鍬崎さやかさん、sen/NEERの市川夢さんの計4名だ。

トークセッションでは、まずお客様の美容に対する価値観の変化が話題に上がった。男性のお客様でも、「レイヤーカット」「シースルー前髪」など髪型の名前でオーダーするほど美容知識が高まり、トリートメントにも3,000円〜4,000円を惜しまないなど、美容への投資意欲が高まっているという。また、「顔型骨格診断」などを用いて「自分に似合うもの」を追求する傾向が強まったという傾向についても言及し、ハイトーンのお客様だけでなく、「髪の毛をきれいにしたい」とケアにお金をかける層が増えたことを実感していると述べた。

その後、トリートメントやケアの提案方法について話題が移る。普段、サロントリートメントをしていないお客様で、パーマやカラーでダメージをのある方には、まずホームケア(シャンプー、トリートメント)を提案。その後、効果を実感してもらってからサロンでのトリートメントの導入を促すという段階的な提案方法を手法を紹介した。また、丁寧なカウンセリングで信頼関係を築いた上で「その人に合ったトリートメント」を提案することも重要だという。

左から、モデレーターを務めたGAME harajukuのMAYUKAさん、ANSWER 方森玲奈さん、GARD/en 鍬崎さやかさん、sen/NEERの市川夢さん。

最後に、4名は今後の目標と目指す美容師像を語り合った。トークセッションの最後にMAYUKA氏は、「お客様の価値観の変化や自分たちのプロとしてのケアのあり方、未来のお話も含めて、明日からのサロンワークに生かせるヒントばかりだった」とイベントを総括した。

>>「SONQ」公式サイトはこちら

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