美容師にとって、日々の仕事のなかで必ず発生するもの――それが、カットし終わったあとの「髪の毛」だ。これまで多くは廃棄されてきたこの髪の毛が、新しい価値を持つプロダクトへと生まれ変わろうとしている。


美容室で廃棄される髪の毛を原料としてメラニン色素を抽出し、新たな顔料が開発された。それをレザー製品の着色材料としての活用。そうして出来上がった「ヘアレザー」を使って、これまでにないプロダクトをつくろうという社会実験が生まれているのだ。

桃山学院大学ビジネスデザイン学部と大阪を拠点にこだわりの革製品を手掛ける工房「waji」による産学連携プログラムでは、美容室で廃棄される毛髪素材を活用したものづくり開発プロジェクトを展開。そこで生まれたプロダクトがこのたび、クラウドファンディングでお披露目された。

本プロジェクトが示したのは美容師は「美をつくる職業」から社会に循環素材を提供する職業にもなり得るという可能性。美容室と美容師の価値は、「人を美しくする」から「社会を美しくする」へ。そんな新しいありかたの具体例が、すでに始まろうとしている。


▼上記2アイテムとプロジェクトの詳細はコチラ
https://www.andrew.ac.jp/newstopics3/2025/jbo7mq000001n5ba.html