3月27日に7th Mini Album『THE SIN:VANICH(JAPANESE Ver.)』をリリースするENHYPEN。本作は、1月16日に配信された原盤と同様に、津田健次郎氏の日本語ナレーション音源を収録した数量限定盤として展開される。
今年に入ってからの彼らは、体験型ミュージアム『House of Vampire ~Dive into ENHYPEN Chronicle~』を1カ月にわたり開催し、さらにライブドキュメンタリー映画『ENHYPEN [WALK THE LINE SUMMER EDITION] IN CINEMAS』を全世界で公開するなど、作品世界を多面的に届け続けてきた。
そんなENHYPENが、日本のENGENEに直接“物語”を届けたのが、1月16日発売『THE SIN:VANICH』の発売記念イベント“VAMPIRE IS COMING in TOKYO”。2月14日に行われたこのイベントは、メンバーからの言葉とともに、作品の世界観を生で感じられる特別な時間となった。

『THE SIN:VANICH』は「人間とヴァンパイアが共存する世界で、タブーを破って愛を貫こうとする恋人たちの逃避行」がテーマ。メンバーは“いまも逃走中”という設定のまま、会場となった映画館の後方扉からサプライズ登場。思いがけない演出に、抽選で選ばれた約1000人のENGENEの興奮が一気に高まった。
「困難もあったけれど、ENGENEに会いたくてここ(日本)まで来ました」と最初に語りかけたのはJAY。メンバー全員が最前列に着席し、ファンとともに『THE SIN:VANICH』のスペシャル映像を鑑賞するという、距離の近い演出が続いた。
全4章で構成された映像には、ここだけで公開された「Stealer」のフルムービーも含まれており、特別感に満ちた内容に。追手から逃げるスリリングなシーンや、メンバー全員で立ち向かう場面が映し出されると、思わず歓声が上がりそうになるが――ENGENEたちは静かに見守り、映像世界に没入していた。
その様子についてSUNOOは「歓声が上がると思っていたんですが、静かに観てくれてエチケットが素晴らしいですね」と感心した様子。また、カウボーイハット姿の自分が映ると、JAYが思わず「カッコイイ!」と声を上げる場面も。緊張感のある映像の中にメンバーの素のリアクションが垣間見え、柔らかいムードが広がった。

コンセプト解説のコーナーでは、SUNGHOONが逃避行を乗り切る秘訣として「たくさん食べておいたほうがいい。カロリーは重要です。それから後ろにも気を付けて。メンバー以外は信用できません」とユーモア交じりに語るなど、会場は笑いに包まれた。
久しぶりのビリヤードで華麗な技を披露したNI-KIは「運動神経いいので」とクールに話し、メンバーの個性が光るトークとなった。
イベント終盤、メンバーはバレンタインデーにちなみ、ENGENEへ愛を込めたメッセージを送った。
「久しぶりに日本に来られて本当にうれしいです。かわいいENGENEのみなさんと楽しい時間を過ごせました。日本語もまた頑張って勉強します」と、柔らかい笑顔で感謝を伝えたのはJAY。
SUNOOは「これからも日本にたくさん来て、ENGENEのみなさんに会いたいです。今日は本当に幸せでした!」とまっすぐな言葉を贈る。
JUNGWONは「今日もみなさんきれいですね」と照れながらファンを称えつつ、「みなさんが笑ってくれるから僕も幸せです。もっと頻繁に会えたらいいなと思います」とその想いを語った。
今回が2回目となる“コンセプトシネマ”上映で、「前回の『DARK MOON』を思い出しました。アルバムの映像を一緒に観られて本当にうれしいです」と手応えを伝えたのはSUNGHOON。「後ろから登場したとき、みなさんが喜んでくれて楽しかったです」とサプライズ成功を喜んだ。
最後にNI-KIは「今年は新しいツアーでみなさんに会えるよう準備しています」と切り出し、「前よりも広い場所で、もっと多くの方に会えると思います。詳しくはまだ言えませんが、楽しみにしていてください」と、期待が高まる言葉で締めくくった。
世界を舞台に快進撃を続けるENHYPENだが、日本のENGENEに向けてまっすぐな愛を届けてくれるからこそ、ファンの想いが途切れることはない。

取材・文/高橋真希子