スタイリストにとって、技術を支える「道具」。それはヘアだけでなく、メイクも同じ。
男性の肌質や理想像を知り尽くしたからこそ行き着いたツールは何なのか?
道具の紹介と共に、こだわりのツールから生まれるヘア&メイクのリアルなトレンドを紹介。


メンズメイクはキレとエッジが大事!
骨格感とスモーキーカラーでシャープに
男性らしさを出す骨格感
コントゥアリングは必須。骨格を強調することで、男性らしいかっこよさが際立つからだ。今回は下を向いて撮影するため、目元にシェーディングを入れて陰影をコントロール。狙い通りクールな目元へ視線を集めた。
エッジを効かせるスモーキーカラー
メンズメイクで取り入れたいのがスモーキーカラー。カーキやアッシュなどは肌なじみがよく、さりげなくエッジを効かせられるからだ。ナチュラルだけど、少しだけ引っかかりがほしいときに使うといい感じに。
ヘアに合わせたシャープな印象
ヘアとのバランスも大切。動きのあるシャープなスタイルなら、メイクもシャープさを意識すると、グッとフィット感が増す。意志を感じさせる直線的な眉や、彫りの深さを演出する陰影、低彩度な色選びがカギになる。
HOW TO MAKEUP

①化粧水(A)で肌を整える。
乳液は油分が多くなるため使用しない。
②コンシーラー(B)で青ヒゲ、
小鼻やほおの赤み、目の下のクマをカバー。
③BBクリーム(C)を顔全体に薄く均一に塗って肌ムラを整える。
④眉は薄い部分をアイブロウペンシル(D)で描き足す。
眉をカラーリングしているので、ブラウン系で自然になじませる。
⑤上まぶたのキワにアイシャドウ(E)でアイラインを描く。
まつげの間を埋めるようにするのがポイント。
⑥目頭から目尻へ向かってアイシャドウ(FとGを混ぜる)を使ってグラデーションをつくり、陰影をつける。
下を向いた構図でも目元が印象的に見えるように計算するのがポイント。
カラコンも装着し、自然と目元へ視線が集まるようにする。
⑦アイシャドウ(H)を二重幅に入れる。
⑧鼻筋と鼻先、ほおの高い位置にハイライト(IとJを混ぜる)を入れる。
⑨ほお骨の下、鼻先(V字)にシェーディング(FとGを混ぜる)を入れる。
⑩リップは無色のバーム(K)とリップスティック(L)を塗る。
もともと血色のよい唇なので、うるおいを与えてほんのり色を整える。

【use it】
A:リップス フェイススタイリング トナー/リップス
B:リップス フェイススタイリング コンシーラー #01 ライトベージュ/リップス
C:リップス フェイススタイリング BBクリーム #01/リップス
D:リップス フェイススタイリング アイブロウ #01/リップス
E・F・G・I・J:アトリエメイド プレスド アイシャドウ/シュウ ウエムラ
H:スモール アイシャドウ グリーンスモーク/M・A・C
K:リップス フェイススタイリング リップクリーム/リップス
L:リップス フェイススタイリング リップスティック #01 ナチュラルピンク/リップス
韓国ヘアを引き立てるのは
キレのあるメンズメイク
躍動感のあるヘアデザインを得意とする櫻澤さん。メイクはヘアとのバランスを意識し、男性としてのかっこよさを引き出すことを大切にしている。
「ナチュラルな韓国スタイルがトレンドですが、僕は動きのあるデザインが好きなので、躍動感のある韓国風ヘアを提案したいです。なので、メイクもヘアに合わせてシャープでエッジのある印象を目指しました。女性のメイクをそのまま男性に当てはめると、どうしてもフェミニンな印象になりがちなので、僕は男性らしさを引き出すために、骨格を引き立てるコントゥアリングを意識しています。色味もピンクなどのフェミニンなカラーではなく、カーキやアッシュなど少しくすみのあるスモーキーな色を選ぶようにしています。ヘアと同じように、メイクも男性としてかっこよく見えることを大切にしているので、キレがあり、少しエッジを効かせたメイクを提案しています。今回は下を向いた構図でも目元に自然な陰影が生まれるようアイシャドウをグラデーションで入れ、顔立ちに合わせてシェーディングとハイライトを調整し、ヘアの躍動感に負けない、シャープで力強い印象に仕上げました」

さくらざわかずひろ。
『リップス ヘアー』表参道店クリエイティブデザイナー。
国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。
キレのある韓国スタイルが得意。
今は子どもと遊ぶことに夢中。
Must これがないと始まらない!メンズ必須アイテム

リップス フェイススタイリング BBクリーム #01/
リップス
どんな肌質、肌色も問わず均一になじんでくれる、
オールマイティなBBクリーム。
ほどよくカバーし、ナチュラルに仕上がるので、
これを1本もっていると便利。
現場に欠かせないアイテム。
リップス フェイススタイリング アイブロウ #01/
リップス
クセがないからこそ、どんな人でも扱いやすく、
キレイに仕上がる名品。
ペンシルの逆側にはパウダー付きのチップが備わっているので、
なじませることができ、
自然で立体感のある眉をつくることができる。


リップス フェイススタイリング リップクリーム/
リップス
「使わないときはない」というほどヘビロテしているリップ。
無色だからこそ、ほかの色を重ねたり、
混ぜたりして使えるのも魅力。
唇の仕上がりにこだわると撮影のクオリティが上がるので必須。
Favorite リピートしまくり! お気に入りアイテム

リップミックス オレンジ/
M・A・C
フォトコンなど、スパイスを効かせたいときに活用している派手色リップ。
目尻や二重幅に入れることもあり、
狭い範囲にポイントで入れることで、
遊びを効かせつつ写真全体を引き締めている。
ペイント スティックス ブラック ブラック/
M・A・C
アイメイクでシャープさがほしいときなどによく使うアイテム。
発色がよく、クリエイティブワークで唇を真っ黒に塗るなど、
モードやダークな世界観の撮影にも活用できる万能アイテム。


スモール アイシャドウ グリーンスモーク/
M・A・C
ラメタイプのスモーキーなグリーンのアイシャドウ。
暖色に寄せたくないときや、
クールな印象に仕上げたいときに使用。
ブラウンと混ぜて使うことも。
アッシュのヘアカラーとも相性抜群。
メンズメイクの現場にもっていくアイテム

①アトリエ メイド フェイス パウダー サテン/シュウ ウエムラ
②リップス フェイススタイリング トナー/リップス
③アトリエ メイド フェイス パウダー マット カラレス/シュウ ウエムラ
④リップス フェイススタイリング パウダー #00 ナチュラル/リップス
⑤アトリエメイド プレスド アイシャドウ/シュウ ウエムラ
⑥ペイント スティックス ブラック ブラック/M・A・C
⑦リップミックス オレンジ/M・A・C
⑧ルージュ ディオール 752 プルミエール レッド/ディオール
⑨アトリエメイド プレスド チーク カラー M アンバー 840/シュウ ウエムラ
⑩ディプシー ウォーター/シュウ ウエムラ
⑪スモール アイシャドウ グリーンスモーク/M・A・C
⑫ソーラー ビッツ パーライズド ピグメント クラスターズ ブラック オーア/M・A・C
⑬リップス フェイススタイリング BBクリーム #01 ライトベージュ、#02 ベージュ/リップス
⑭リップス フェイススタイリング リップクリーム/リップス
⑮リップス フェイススタイリング コンシーラー #01 ライトベージュ、#02 ベージュ/リップス
⑯リップス フェイススタイリング リップスティック #01 ナチュラルピンク、#02 ナチュラルオレンジ/リップス
⑰リップス フェイススタイリング アイブロウ #01 グレー/リップス
⑱アイメイク用/ノーブランド
⑲アイメイク用/ノーブランド
⑳シェーディング用/シュウウエムラ
㉑リップ用/シュウウエムラ
㉒リップ用/シュウウエムラ
㉓アイシャドウ用/ノーブランド
愛用歴18年!メインで使うメイクボックス
美容専門学校で教材のひとつとして購入したメイクボックスを、18年間愛用している陽介さん。
「思い入れが強いので、ステッカーも貼りまくってて(笑)。
自分らしくアレンジできて使いやすいので、今もメインで使っています」


アシスタント時代、シュウ ウエムラのフォトコンで優勝した際にいただいた賞品。
植村秀氏のサイン入りという特別感もうれしく、愛用してきた。
今年はメンズメイクにも注力する予定なので、
現場で活躍する機会が増えそうだ。
photo: Fujiki Miho text: Men's PREPPY model:Kashimata Ryunosuke
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