韓国ヘアのその先へ。今、美容感度の高いメンズたちが注目する中華ヘア。その最前線を走る谷口成吾さんが、4回にわたりシノワモードな世界観を提案する。


ストリートに映えるシノワなY2K
色気と清潔感を兼ね備えた、谷口成吾さんの中華ヘア。型にはまったデザインになりそうなイメージとは裏腹に、いくつかポイントを押さえれば、表現の振り幅は想像以上に広がる。連載第2回は遊び心のあるハイトーンデザインを提案してもらった。
「今の中国ではY2Kファッションがメンズのトレンド。そのムードにフィットする、ストリート感のあるシノワ流Y2Kヘアが今回のテーマ。高めのウェイト、角を感じるフォルム、しっかり入れたレイヤーは中華ヘアに共通するポイント。今回はブリーチベースにシルバーを乗せ、前髪は生えグセに逆らうように立ち上げて個性を表現しています。リバースにブローした髪をストレートアイロンで波巻きにし、ドライな動きもプラスしました」
BEFORE




前下がりのマッシュベース。バングはシースルー。根元17レベル、毛先19レベルのホワイトブリーチ。毛量はふつう。
CUT


ハチラインでブロッキングし、横スライスでレイヤーのガイドをつくる。縦スライスでレイヤーをサイド全体につなぐ。

バックは骨格に沿ったU字型にブロッキング。サイドの延長でレイヤーのガイドをつくる。縦スライスで、アウトラインを逃がしたハイレイヤーの角度でつなぐ。


トリマーで、耳まわりをくり抜くように整え、もみ上げは鋭角に尖らせる。


オーバーセクションは耳上からシャープな前下がりでカット。

前髪に角ができるので、黒目幅で水平にカット。


バックの正中線を縦スライスで取り、アンダーセクションより5㎜長い位置でグラデーションでカット。

横スライスにして、正中線で切った長さをガイドに、グラデーションの角度でカットする。

フロントは縦スライスで引き出し、グラデーションでカット。


トップをオンベースで引き出し、フロントのグラデーションにつながるレイヤーを入れる。このとき、剃り込みの部分は穴があかないようによけておく。

剃り込み部分は水平に引き出してグラデーションでカット。厚みを残す。

サイドはトップのレイヤーにつながるグラデーションでカット。


ドライ後、毛量調整。表面は毛先中心に、それ以外は根元近くからセニングを入れる。
CUT FINISH




ウェイトが高くなり、少し角を感じるフォルムに。アウトラインがきれいに整っている。
COLOR


カラーは16レベルのシルバーのワントーンに。
STYLING


ドライヤーを当てながらロールブラシでサイドをリバースに流す。前髪は根元に風を当ててしっかり立ち上げる。

ストレートアイロンで波巻きにする。ストレートのパネルと波巻きが交互に並ぶようにして、巻かない部分を残す。
STYLE FINISH




角張ったフォルムに、アイロンでドライな動きを加えてY2Kの雰囲気に。ブローで毛流れをつくってからアイロンを入れるのが成功の秘訣。カラーは基本ワントーンが中華風。

SENSE
谷口成吾
たにぐちせいご。『センス』クリエイティブディレクター/取締役。ヴェールルージュ美容専門学校卒業。メンズ専門美容師13年の歴史に裏打ちされた圧倒的な技術力で支持される。犬猫との暮らし、サウナ、料理をこよなく愛する。Instagram @sense_taniguchi.seigo
photo:Fujiki Miho text:Sakamoto Naoko model: Sugimoto Maya
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