今年30歳を迎えたももいろクローバーZの最年少メンバー・佐々木彩夏さんが、自身初となる単独写真集『ぺろり』(SDP)を2026年10月8日(木)に発売。全編のテーマに掲げたのは、彼女の代名詞ともいえる「食」。ゆかりの地を巡る“食旅”の舞台裏や、タイトルに込めた想い、そして彼女にとって「食べること」が持つ意味について、じっくりとお話を伺いました。

30歳アニバーサリー。「等身大の私」を伝えるテーマは“食”だった
――初の単独写真集の出版、おめでとうございます! まずは出版が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
佐々木彩夏(以下、佐々木):ありがとうございます! ももクロメンバーみんなが30歳を迎えるタイミングで写真集を出していたので、グループ最年少の私も「30歳になったら自分も写真集が出せたらいいな」と前々からずっと思ってたんです。他のメンバーの写真集を見ながら「自分ならどんな作品がいいかな」と想像を膨らませていたので、いざ決まったときは本当に嬉しかったですし、どんな内容にするかワクワクしながら悩みました。
――全編を通して「食」をテーマに選んだ理由やきっかけは何だったのでしょうか?
佐々木:30歳の今の「等身大の私」を一番わかりやすく伝えるなら、やっぱり「食」だなと思い切って決めました。昨年から1人でポッドキャスト番組(オールナイトニッポンポッドキャスト「佐々木彩夏の0100」)をやらせていただいているのですが、そこでもずっとご飯の話ばかりしていて(笑)。番組でファンの皆さんとやり取りをする中で、ご飯の話題って年齢や住んでいる場所、生活環境を問わず、誰もが楽しくて生きがいにできるものなんだなと実感したんです。私が食べているものや好きなお店を知ってもらうことで、私のライフスタイルやパーソナルな部分がより自然に伝わるんじゃないかなと思って、普段本当に行っているお店や大好きな味のロケ地をたっぷり盛り込みました。
――ご自身で名付けられたというタイトル『ぺろり』には、どんな想いが込められているのですか?
佐々木:食がテーマなので、私のベースとなる部分や、アイドルを続けてきた中でファンの皆さんとお話しして楽しかったこと、私の解像度が上がるキーワードを詰め込みたいなと思ったのが始まりです。そして30年間を振り返ったときに、「あっという間に過ぎちゃったな」という感覚と、ご飯を「ぺろり」と平らげてしまう感覚がすごくリンクして。この写真集も、皆さんが「ぺろり」とあっという間に楽しく見終わってくれたらいいなという願いを込めました。シンプルに言葉の響きがかわいいところもお気に入りです!

ご飯はテンションを上げるものではなく「自分の軸」を保つもの
――佐々木さんにとって、「食べること」は人生においてどんな意味を持っていますか?
佐々木:私にとってご飯は、メンタルを安定させるために絶対に欠かせない要素です。楽しいときも疲れているときも、いつもご飯に支えられてきました。私にとってファッションや美容は「テンションを上げるもの・プラスにするもの」という感覚なのですが、ご飯は「ゼロを保つもの」、つまり“私の軸”なんです。どんなに大変なスケジュールでも「美味しいご飯があるから頑張ろう」と思えますし、日々の心をニュートラルに整えてくれる大切な存在ですね。
――写真集の中には、ご自身の大好きな味覚がたくさん登場しますね。
佐々木:本当に普段通っているお店ばかりピックアップしたので、いわゆる“映え”は全然意識していなくて(笑)。私は味が濃くて、こってりしていて、しょっぱいものが大好きなんです。最初に候補を並べたら「茶色いものばかりになっちゃう!」と焦って、好きなもので彩りを意識したグリークヨーグルトのお店を入れたり、大好きな浴衣のカットを提案したりしました(笑)。

「串カツ田中」での一杯が、私らしさを広げてくれた
――写真集では「串カツ田中」での撮影カットも印象的です。佐々木さんにとって特別なお店なのでしょうか?
佐々木:はい、すごく大きなターニングポイントになったお店です。20歳を過ぎてお酒を飲むようになって、友達と楽しく飲んでいる時間も私の一部でしたが、最初はお酒が好きだとなかなか言い出せなくて。でも、飾らない今の自分をもっと知ってほしいなと思っていた時期に、「串カツ田中で友達とよく飲んでいる」というお話をしたら、すごく大きな反響をいただいたんです。「居酒屋やバーでお酒を飲む」と言うといろいろなイメージを持たれるかもしれませんが、「串カツ田中」だと、みんなで明るくワイワイ楽しく過ごしている空気感がストレートに伝わって。「楽しく飲んでるならいいね!」とファンの皆さんもポジティブに受け止めてくれて、ライブ終わりにファンの方同士で串カツ田中で打ち上げをしてくれるようになったりもしました。私のパーソナルな部分をオープンにできて、自分らしい姿を受け入れてもらえるきっかけになった、本当に象徴的な場所です。
表紙カットに隠された、あーりん流のこだわりとギャップ
――今回の表紙カット、とてもキュートでありながら目を引く仕上がりですね。選ばれた決め手を教えてください。
佐々木:撮影中も「表紙はどれがいいかな」とずっとみんなで悩んでいました。ピンクの衣装を着たアイドル全開のカットがいいのか、等身大のナチュラルな私がいいのか……。出来上がった写真を並べて見たときに、この表紙のカットが一番心に残ったんです。パッと見は澄ました表情でおしゃれなアイドルの写真集に見えるのに、よく見ると「パンを持ってるよね!?」っていう(笑)。普通に頬張っている写真も分かりやすくて良かったのですが、あえてすました顔でパンを持っている違和感というか、その絶妙なギャップを面白がってもらえたら嬉しいなと思って選びました。
(後編へ続く)
【佐々木彩夏 本人コメント】
30歳の節目に初めての単独写真集を出版させていただくことになりました! 今まで18年間活動してきて、本当にファンの皆さんには成長を見守り続けていただいていると感じています。 そんな大切な節目だからこそ、等身大の姿と、私がリアルに好きな『食』や『旅』をいっぱい詰め込みました。 今回は、私のゆかりの地を撮影場所に選んでいるので、ロケ地にもきっとワクワクしてもらえると思います♡ この写真集を見ながらごはんを食べると、隣で一緒にごはんを食べたり旅行をしているような気分になれると思うので、ぜひやってみてくださいね! そして、皆さんのお気に入りの一枚を見つけてもらえたら嬉しいです。
【写真集概要】
佐々木彩夏 1st写真集 「ぺろり」
- 著者:佐々木彩夏
- 撮影:北浦敦子
- 発売日:2026年10月8日(木)
- 価格:3,850円(3,500円+税)
- サイズ:A4(縦297㎜×横210㎜)
- ページ数:128P
- 発行:SDP
- 特設ページ:https://www.stardustpictures.co.jp/book/2026/sasakiayaka1st.html