韓国ヘアのその先へ。今、美容感度の高いメンズたちが注目する中華ヘア。その最前線を走る谷口成吾さんが、4回にわたりシノワモードな世界観を提案する。



中華ヘアが導く、ウルフの新境地
これまで「ダウンパーマ」「ハイトーン」「スクエアショート」と、中華ヘアの振り幅を見せてくれた谷口成吾さん。連載最終回となる今回は、中華ウルフ×パーマ風スタイリングにフォーカス。
「すべてに共通する鉄則は、高めのウェイト、スクエアなフォルム、シャープなもみあげ。その軸を押さえつつ、いかに個性を出すかが中華ヘアの醍醐味。今回はストリートで人気が高まっている『中華ウルフ』に注目。長めのネープはボックス型にカットして角を残すのがポイント。アイロンで中間だけをリバースとフォワードのミックス巻きにし、ドライめな質感に仕上げました」
アジアのおしゃれなメンズがハマる、斬新なウルフのバランス感。シノワヘアの進化はまだまだ続きそうだ。
HOW TO
BEFORE




韓国系のマッシュベース。全体的に伸びてウェイトが下がり、後頭部がフラットになっている。ブリーチと黒染め履歴あり。
CUT

アンダーセクションを縦スライスでレイヤーでカット。重さがたまっているので、ハイレイヤーで切りウェイトを上げる。

えり足は、長さを残して不揃いのところだけカット。ボックス型に切り、角を残す。

オーバーセクションのサイドを、耳に少しかかる長さで前下がりにカット。

バックセンターを縦に引き出し、アンダーよりもやや長めになるようにグラデーションでカットする。

バックセンターをガイドに、横スライスでグラデーションをつなぐ。

サイドの延長で前髪のアウトラインを切る。中央にできた角は、黒目幅でパネルを引き出し水平にカット。

前髪にグラデーションを入れる。はみ出した毛先だけ整えるイメージで。

トップにレイヤーを入れて、全体につなぐ。

サイドをグラデーションでカット。厚みを残す。
DRY CUT

ミドルセクションの重さをとるため、やや根元寄りにセニングを入れる。

もみあげはトリマーできれいな鋭角に整える。
CUT FINISH




サイドとバックの重さをとり、ウェイトが上がった。フロントの重さは残しておく。
STYLING

サイドのアンダーセクションをこめかみで波状にブロッキングし、ストレートアイロンでリバースに巻く。

えり足はクセがあるので、ストレートに伸ばす。端はフォワードに流れるようにする。


サイドのミドルセクションは、19㎜アイロンで中間のみ巻く。リバース・フォワードを交互に。

フロント、表面も同様に。毛束の太さが均一だと違和感があるので、リバースは太く、フォワードは細い毛束で巻くのがポイント。
STYLE FINISH




グリースとマットワックスを1:1で混ぜて、全体になじませる。トップはフラットに、ハチに角があるボックスシルエットにまとめる。

SENSE
谷口成吾
たにぐちせいご。『センス』クリエイティブディレクター/取締役。ヴェールルージュ美容専門学校卒業。メンズ専門美容師13年の歴史に裏打ちされた圧倒的な技術力で支持される。犬猫との暮らし、サウナ、料理をこよなく愛する。Instagram @sense_taniguchi.seigo
photo:Fujiki Miho make-up:YUMI text:Sakamoto Naoko
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