ところどころ長さを残したり、あえて長短をつけたり。均一に切らないことで生まれる、ショートならではのおもしろさ。『INN the people』コタローさんが提案する“フリーフォームショート”は、自由な発想が生み出すオンリーワンのショートデザインだ。

型にハマらない自由なカットがショートをさらにおもしろく。
元々は鎖骨ラインのマレットだったモデルに、晩夏にコタローさんが提案するのがこの“フリーフォームショート”。全体はセイムレイヤーで丸みを感じるフォルムでありつつも、トップや耳後ろなど、ところどころ長さを残してラフに動かすことで、遊びゴコロをプラス。バングは隙間と毛束感をつくりながら、フェイスラインになじむようにカット。型にハマらない自由なカットデザインだからこそ、スタイリング次第で様々な表情を引き出すことができるのが魅力。その人らしさを最大限に引き出しつつ、旬な味わいもデザインに落とし込むのが、プロならではの仕事だ。

Behore
鎖骨ラインのマレット。量と太さはふつうで、柔らかめ。全体にクセがある。
【CUT PROCESS】

バングはややラウンド状で、センターのいちばん短い部分が眉上6cmになるようチョップカットで設定。モヒカンラインはフォワード方向に引いて立たせられるくらいの長さにカット。放射状につなげる。

耳まわりは短くしすぎず、ある程度長さと重さを残す。バックは生え際から2cmでブロッキングし、2cmの長さにチョップカット。生え際のうぶ毛はトリマーで処理する。

耳うしろはポイントで長さを残したい部分。ここだけ分け取った状態で、バック全体をカットする。トップで設定した長さをガイドにアンダーまでセイムレイヤーでつなげる。

残しておいた耳うしろの髪は、ややフォワード方向にダイレクションをかけながらカットし長さを残す。トップ周辺は根元〜毛先にかけてストロークカットを施し、動きと束感をつくる。
【CUT】
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https://youtube.com/shorts/Pew0x6Iyb

【STYLING】
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https://youtube.com/shorts/30Sf_O3EPIs

【360°動画解説】
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https://youtube.com/shorts/c13UwuxNlNo
photo: Sano Kazuki (CHIYODA STUDIO)
text&movie: Shigetomi Yukiko
works by Kotaro (INN the people)
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