PREPPY

24 Sep 2025
24 Sep 2025
hair

全国で活躍するクリエイターをピックアップ!Pick up CREATORS Vol.03

最近、「クリエイティブが盛り上がっている!」という北海道のクリエイターをピックアップ。 選りすぐりの若手4名の作品を紹介します!

Pick up1

PREPPY2025.10月号/ 092ページ

theme-1:柔らかくて、鋭い
「クリエイティブを始めたのは2年前。ドリプラでエリア入賞したのを期に、作品撮りを行うようになりました。でも、私が目指すのはリアルサロンワークで通用する“かわいさ”。今回、つくり込みすぎず、モデルさんの魅力が素直に伝わる作品づくりを。タイトルの『柔らかくて、鋭い』、相反する要素をどう共存させるか悩みました。黒髪は重く見えがちですが、敢えて黒髪でカッコよさを表現しつつ、ポイントで髪に動きをつけて抜け感を出し、柔らかさを表現しています」

photo:Murai Yuki(sica)make-up:Shinooka Nana(sica)

PREPPY2025.10月号/ 092ページ

theme-2:柔らかい空気感
「モデルさんのかわいらしい顔立ちに合わせて、ヘアカラーやスタイリングを柔らかく構成。ビビッドな黄色は印象が強いため、毛先だけに入れ、根元~中間はミルクティーベージュで柔らかい雰囲気になるように工夫しました。モデルさんは最初、『黄色は似合わない』と不安そうでしたが、私は直感的に『絶対かわいくなる』と感じていました。最終的にモデルさんが気に入ってくださり、本人の『似合わない』という思い込みを超えられたことがとてもうれしかったです」

photo:Murai Yuki(sica)make-up: Ota Yuka(sica)

SALON:sica (北海道札幌市)
NAME:山岸梨央
美容師歴:7年 クリエイション歴:2年
やまぎしりお。『シカ』スタイリスト。北海道美容専門学校卒業。一人ひとりに似合うシンプルだけどおしゃれなスタイルを提案する。透明感と柔らかさを大切に、ナチュラルの中にトレンド感をプラスしたヘアデザインが得意。Instagram @sica_ymgsro11

Pick up2

PREPPY2025.10月号/ 093ページ

theme-1:ViViD
「クリエイティブを始めてまだ1年。スタイリストデビューまで5年以上かかりましたが、おかげでつくりたいものをつくれる力がついたと思っています。こちらの作品は、カラーとテクスチャーはもちろん、立体感を意識した作品に。ワイヤーモールを使って作品をつくろうと考え、最初、ワイヤーモールは納得のいく形になるのですが、髪が全然見えなくてなって(笑)。それで、顔まわりから少しずつ髪を引き出し、ヘアの存在感を強くしていきました。全体のバランス感と違和感、その両方を楽しんでもらえる作品に仕上がったと思います」

photo:Nomura Shingo make-up:Sasaki Reika(Luluwdy)

PREPPY2025.10月号/ 093ページ

theme-2:Pastel
「チュールのようなふわっと軽さを感じる質感をウィッグでつくりました。ウィッグの毛束を割いて、ふわふわした質感をつくり、トップは毛束で輪をつくって編み込んでいます。その際、ビビッドとパステルのふたつのカラーをなじみすぎないようにバランス良く配置し、モデルさんの柔らかい雰囲気に溶け込むように仕上げ、パステルの世界観を表現しました。クリエイティブを始めた頃は、人のマネをよくしていましたが、いろんな人のマネをするうちに自分のつくりたいものが明確に。今は、ポジティブな印象のヘアデザインをよくつくっています」

photo:Nomura Shingo make-up:Sasaki Reika(Luluwdy)

SALON:Luluwdy(北海道函館市)
NAME:樋口陽香
美容師歴:8年 クリエイション歴:2年
ひぐちはるか。『ルルーディー』スタイリスト。函館理容美容専門学校卒業。お客さま一人ひとりの想いに気づき、寄り添い、「うちのサロンで、少しでも元気になってもらいたい」、それがいちばんの喜びという。Instagram @luluwdy_higuchisaaan

Pick up3

PREPPY2025.10月号/ 094ページ

theme-1:黒

「今回、2作品を対で見せたいと思い、まずは男性モデルをクールでジェンダーレスなスタイルに仕上げました。最初、きれいなまとまりのあるヘアスタイルに仕上げたのですが、そうすると写真としてはおもしろくならなかったので、毛先を散らして、きれいすぎず、まとまりすぎず、それでいてフォルムのわかる絶妙なバランスにつくり直しました。カットからすべて任せてくださるモデルさんだったので、いつもはコンテストに合わせた作品が多いのですが、地毛を使って、自分らしいヘアスタイルを思いっきり表現できました」

photo:para(ONTHE)make-up:NANOHA(ONTHE)

PREPPY2025.10月号/ 094ページ

theme-2:白
「きれいな顔立ちのモデルさんだったので、つくり込みすぎるとうるさくなるし、何もしないときれいな顔立ちが際立ってしまうし、どうヘアを見せるかずいぶんと悩みました。それで、本来のクセ毛を生かして、顔まわりで遊ぼうと考え、できる限り自然な動きでレイヤーを遊ばせることに。いつも、ヘアをつくってシャッターを切ってから試行錯誤するのが常。頭のなかにきちんと絵を思い描いてシャッターを切れるといいのですが、まだまだ。でも、クリエイティブ活動は楽しい。悩むことすら楽しいので、いろいろ悩み、考え続けたいですね」

photo:para(ONTHE)make-up:NANOHA(ONTHE)

SALON:ONTHE (北海道札幌市)
NAME:佐々木優斗
美容師歴:7年 クリエイション歴:7年
ささきゆうと。『オンザ』スタイリスト。札幌ベルエポック美容専門学校卒業。美容が大好き、クリエイションが大好き! お客さまの雰囲気やライフスタイルに合わせたヘアを提案できるよう心がけている。Instagram @onthe_yuto0512

Pick up4

PREPPY2025.10月号/ 095ページ

theme-1:サガリバナ
「1年ほど前、自分で写真を撮り始めてから、自分が好きな世界観が明確になりました。青みの強い絵づくり、暗闇で際立つ青の世界、毒のあるかわいいもの。この世界観で勝負したいと考え、私のインスタも同じように表現した作品を集めています。今作品のテーマは、夜の美しさをもつサガリバナ。私は沖縄の花が好きで、なかでもサガリバナは夜に咲き、朝には散る一日花。その神秘的ではかない美しさから特別な瞬間を感じさせてくれます。この作品ではサガリバナのような、夜に咲く幻想的な姿、暗闇での輝きや神秘性を表現しました」

photo:TANNO make-up:Lico(YUZEN DUO)

PREPPY2025.10月号/ 095ページ

theme-2:EGO
「この作品は、日常的なナチュラルさとどこかクセのある違和感を出そうと撮影に挑んだもの。ふとした瞬間、楽しかった思い出を振り返っている……そんなワンシーンを切り取ろうと思いました。ミラーボールを使って想像の世界のような光加減を演出しながら撮影を。ヘアはカチモリをベースに、自分でヘアアレンジしたような無造作な雰囲気をイメージしてつくっています。顔まわりのうぶ毛を効果的に見せ、かわいいポイントをつくったのもこだわりです。青みの強い色味、暗闇、かわいいもの、私の“好き”を詰め込んだ作品です!」

photo:Lico(YUZEN DUO)make-up:Iizuka Akari(YUZEN DUO)

SALON:YUZEN DUO(北海道苫小牧市)
NAME:北島莉子
美容師歴:5年 クリエイション歴:4年
きたじまりこ。『ユーゼン デュオ』トップスタイリスト。北海道美容専門学校卒業。目に見える美しさはもちろん、心で見る美しさを大切にデザイン提案を。単純だけどミステリアス、ちょっとクセのあるかわいいを目指している。Instagram @yuzenduo__lico

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