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13 Oct 2025
13 Oct 2025
hair beauty
           

ヘアとメイクで憧れのあの人になる!AI感が今っぽいサンウォン風メイク

「BOYS Ⅱ PLANET」練習生から「ALPHA DRIVE ONE」メンバーとして見事デビューの座を勝ち取ったイ・サンウォン。端正な顔立ちで大人気。どうやったら彼のような顔になれるのか? 整形感のある「AIメイク」方法をレクチャーします。

パッと見ナチュラルなのにクッキリした印象がポイント

オーディション番組「BOYS Ⅱ PLANET」で人気爆発、不動の1位で「ALPHA DRIVE ONE」としてデビューが決定したイ・サンウォン。そのイケメンすぎるキレイな顔立ちに注目が集まっているが、特に尖った鼻先など整形感のあるAIのようなクールな表情がウケている。ヘアとメイク両面からサンウォンになる方法を平田さんに教えてもらった。
「メイク自体はパッと見た感じナチュラルなのですが、目元の印象がクッキリしているのが特徴になります。また、黒髪だけど明るい眉がなじんでいるのはすごく今っぽいし、彫りを深く見せるテクや、目元とリップの色の加減が絶妙なのもサンウォン風メイクをするうえで大切になります。それらをふまえ、サンウォンになるために押さえたいポイントは全部で3つあります。『眉の抜け感』『顔の立体感』『色味の足し引き』です。合わせるヘアはストレートタッチのセンターパートスタイル。ポイントはサイドの平行なラインと、ぼんのくぼのくびれです。えり足を刈上げなくても、くびれを作ることでフォルムを似せ、高バランスなシルエットに仕上げることができます」

サンウォン風メイクのポイントは「眉の抜け感」「顔の立体感」「色味のバランス」

①明るい眉で抜け感
眉は髪よりも明るい色にすると、透明感と抜け感が作れる。なので、眉はブリーチで12〜15トーンまでリフトアップしておく。そして、眉マスカラを使う。このふたつが透明感のある眉メイクのコツ。眉マスカラの前にブラウン系のパウダーで眉全体をぼかすと柔らかい印象になるし、立体感も出て一石二鳥。

②涙袋と彫りで立体感
涙袋とノーズシャドウはしっかりめに作る。特に鼻は立体感と整形っぽさが特徴なので、ノーズシャドウはいつもよりやりすぎてるぐらいでちょうどいい。彫りはクッキリさせるけど、肌になじむ色にすることで自然な仕上がりになるから大丈夫。涙袋も同様にハッキリ作るけど、オレンジ系でなじませるのがポイント。

③色味の足し引き
目元の色味は、メンズのナチュラルメイクで多用されるコーラル系のオレンジをチョイス。リップはピンク系をグラデーションで入れて立体感を作る。色味の印象を、目元は弱め、口元は強めになるよう足し引きすることでバランスを取るのがポイント。パッと見た印象はナチュラルなのに、印象的な表情に見せることができる。

サンウォンのヘアの特徴は?
ほどよいツヤと、スッキリした耳まわりやえり足が清潔感を感じさせるセンターパート。まとまってはいるけれど、パラパラとした筋感のある毛束がセクシーな魅力に。

Teacher Q&A

Q.サンウォンに似せやすい人は?

A.肌が白く、顔が卵型や逆三角型の人
逆に似合わせにくいのは、色黒、エラが張ったベース型、彫りが深すぎる、低い鼻や団子っ鼻。解決策としては、肌が黒い場合はベースはナチュラルでいいので、キメを細かく見せること。エラの張りや彫りの深さは、ノーズシャドウやシェーディングでその特徴を強調しないこと。鼻はノーズシャドウをしっかり入れて立体感を出したり、小鼻にマットな白いハイライトを入れて膨張感を防ぐと近づけることができる。

Q.カラコンはした方がいい?

A.カラコンはマスト!
ナチュラルメイクに見えて、目元がクッキリしているのが特徴なので、目を強調するカラコンは必須! 色はブラウン〜ブラックがオススメ。目元の印象はアイシャドウの色味ではなく、カラコンと涙袋の作り込みでクッキリ感を作るといい感じ。

BEFORE

メイク前の保湿が大事!
下地やBBクリームを、何層にも薄く均一に塗り重ねることで陶器のようなキメが整った肌を作る。しかし、重ねるとくずれやすくなるので、土台となる肌をしっかり保湿してヨレにくくしておくことが大事。シートマスクでパックした後、化粧水で肌を整えよう。

USE IT

フェイススタイリングトナー 200ml ¥2,420/リップス

BASE

①下地は2種類重ねる
1.全体に薄く塗る(A)。毛穴の凹凸をカバーして、なめらかな肌に整え、陶器肌を目指す。自然にトーンアップもできる。
2.皮脂が出やすい小鼻と、乾燥しやすい目元に塗る(B)。皮脂や乾燥はヨレの原因になるので、保湿力のある下地をプラス。まぶたの上にも塗る。

USE IT

A:シルキーバームプライマー 20g ¥4,620/アディクション

USE IT
B:アクアグルー プライマー ¥2,200/ウォンジョンヨ

②BBクリームで薄付きに
パッと見のナチュラルさが大事なので、BBクリームは薄付きが理想。スパチュラを使って全体に均一に薄く塗る。厚いとツヤ感が失われてマットになるので注意。スパチュラで塗布後、スポンジでのばす。
スポンジにフィックスミストをつけると密着力が上がり、ヨレ防止になる。

USE IT

フェイスジェル #001 ¥2,420/リップスボーイ

③コンシーラーも2種使い分け
ナチュラルカラー(A)を、目の下のクマ(涙袋は塗らない)、小鼻の赤み、ニキビ、上まぶた(アイシャドウの発色をよくするため)、眉下(青み)にブラシで塗る。眉上の青い部分は、ピンク味のあるコンシーラー(B)を塗る。

USE IT
A:スポットカバー #001 ¥2,200/リップスボーイ

USE IT
B:コンシールブレンダーパレット 01 ¥2,640/ルナ

EYES

なじみカラーでナチュ見えさせつつ涙袋をしっかり作って印象的に
1.アイホール全体にライトカラー(A)を塗る。
2.二重幅から少し上までにオレンジ(B)を塗る。
3.色の境目をブレンディングブラシでぼかす。
4.下まぶたは目の際から涙袋全体までにオレンジ(B)を塗る。
5.ペンシルタイプのコンシーラー(C)で涙袋を塗る。
6.その上から、アイシャドウのオレンジ(B)とピンク(D)を混ぜてのせる。
7.下まつげのすき間を眉頭から眉尻までブラシで埋める(E)。
8.その上からアイライン(F)を書く。
9.上まつげのすき間も埋める(E)。
10.目頭からブラシで涙袋の影を描き(G)、綿棒でぼかす。
11.オレンジ(B)のアイシャドウを上下にもう一度塗る。

目元が完成したら、顔の中央(目の下の三角ゾーン)にピンク系のコンシーラーとBBクリームを混ぜて塗り、外側からスポンジでたたいてなじませる。アイメイクをクッキリ見せられるうえ、ここだけ厚塗り感を出すことで肌表面がキレイに仕上がる。

USE IT

A、B、D:マイベストトーンアイパレット E MBTEyeコレクション ¥2,970/エチュード

USE IT

C:ドットオンムードジェルアイライナーペンシル 06 ¥1,200/ハートパーセント

USE IT

E:リターントゥーベーシックシャドウパレット 01クラシック ¥2,200/アバウト トーン

USE IT

F:クリーミータッチライナー 02ミディアムブラウン ¥715/キャンメイク

USE IT

G:メリハリマスターパレット #02ウォームトーン ¥2,090/ジュディードール

POWDER

テカリやすい部分のみパウダー
最後にTゾーンや小鼻など、テカリやすい部分のみパウダーをのせる。

USE IT

プライムプライマー フィニッシュパウダー ¥2,464/バニラコ

BROWS

ヘアより明るい色で透明感を出す
1.ブリーチで12〜15トーンまでリフトアップした眉に、ブラウン系パウダー(AとBを混ぜる)を全体にのせる。パウダーを仕込むことで、立体感のある眉になる。
2.眉マスカラを塗る(C)。サンウォンの特徴である明るい眉色は、ヘアより明るくすることで抜け感を作ることができる。

USE IT

A、B:メリハリマスターパレット #02ウォームトーン ¥2,090/ジュディードール 

USE IT

C:アイブローマスカラ #001 ¥2,420/リップスボーイ 

LIPS

グラデーションにすると浮きにくい
1.BBクリームで輪郭や血色感を消しているので、血色系リップ(A)を全体にブラシで塗る。一度消すことで発色がよくなり、なじみやすくなる。
2.ピンク系のティント(B)を内側の中央に塗り、外側へぼかす。輪郭を取らず、内側からジュワッとグラデーションにすると浮きにくくなる。

USE IT

A:リップバーム #001 ¥1,980/リップスボーイ

USE IT

B:インク ムード グロイ ティント 05どうしたのチェリー ¥1,210/ペリペラ

CONTOUR & HIGHLIGHT

彫りを深く見せて立体感を作る
1.ノーズシャドウ(A)を入れる。目頭〜眉頭、眉尻〜目尻、鼻根の両サイド、鼻先の両サイドに影を作る。しっかりめに入れることでAI感のある表情に。
2.ハイライト(BとCを混ぜる)を入れる。鼻根と鼻先、目の下の三角ゾーン、眉上の凹んでいる部分に入れる。
3.シェーディング(D)を入れる。場所はほお骨の内側、生え際、もみあげ。

MEMO
ノーズシャドウ、ハイライトを入れたら、一度フィックスミストを吹きかける。その後、リップを仕上げ、最後にシェーディングを入れる。

USE IT

A:メリハリマスターパレット #02ウォームトーン ¥2,090/ジュディードール

USE IT

B、C:バックステージ グロウ マキシマイザー パレット 004ローズ ゴールド グロウ ¥6,930/ディオール

USE IT

D:アートクラスバイロダンシェーディング クラシック ¥1,800/トゥークールフォースクール

HAIR

POINT サイドは床と平行なラインに
バングからサイドのラインを平行にカットする。やや前下がりでもOK。耳まわりはスッキリさせ、顔まわりにはパラッと落ちる毛束を作るとサンウォン風のセンターパートに。

POINT ぼんのくぼにくびれを作る
バックは、ぼんのくぼにくびれを作る。そうすることで、後頭部に丸みを作りつつ、えり足をタイトに収めることができる。刈上げなくてもシュッとしたクールなシルエットに。

DETAIL
CUT/マッシュベース。サイドのアウトラインは平行にカット。レイヤーはやや低めに入れて、トップとサイドの長さを1㎝程度に設定してトップまでレイヤーでつなげる。バックアンダーはレイヤーを入れてタイトなえり足に。バックトップはやや長めにしてくびれをつくる。セニングで重さを残しながら毛量を調整する。
STYLING/クリームワックスとグリースを混ぜて、下からなじませて束感を作る。前髪はキープスプレー+ドライヤーで立ち上げる

photo: Fujiki Miho text: Men’s PREPPY model: Yamazaki Sora

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LIPPS hair 渋谷 平田みか

ひらたみか。『リップスヘアー』渋谷店クリエイティブデザイナー。1994年生まれ。埼玉県出身。資生堂美容技術専門学校卒業。センターパート、マッシュ、ウルフが得意。最近ピラティスを始めた。

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