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16 Mar 2026
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16 Mar 2026
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新概念“深度”を提唱「imaii DIRECTION NO.3」イベントレポート

2026年3月10日(月)、東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLにて、日本で初めてカラーリストを誕生させたヘアサロン・imaii(イマイ)によるイベント「imaii DIRECTION NO.3」が開催された。ガモウ協力のもと、imaiiが提唱するカラー理論をテーマに行われた本イベント。今回のキーワードとして掲げられたのは、ヘアカラーの新たな概念「深度(しんど)」だ。

imaiiが提唱する「深度(しんど)」とは

ヘアカラーの質感を構造で捉える、明度・彩度に続く新たなパラメータ

「深度」とは、光と色の密度を指す概念。ヘアカラーにおける明度・彩度に並ぶ“第三のパラメータ”として位置づけられ、これまで感覚的に語られてきた色の質感を、構造的に捉えるための新しい言語として提唱された。なお「深度」は英語でDepth(デプス)と表記され、理論上はDという記号で示される。

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カラーリスト・小柴圭悟氏による「深度」の解説。同明度・同彩度のカラーチャートを用い、黄色は色が濃くても浅く、青は色が濃くなるほど深く見えるという色の特性について説明

美容師はこれまで、「透明感」「くすみ」「濁り」「抜け感」「柔らかさ」「深み」といった言葉で色のニュアンスを表現してきた。しかしそれらは個々の感覚に依存する部分も大きく、共有や教育の難しさが課題でもあった。そこでimaiiでは「深度」という軸を設け、ヘアカラーの印象を“密度”という視点から整理。さらに数値によって領域を階層化することで、色の質感を共通言語として扱いやすくする試みが行われている。

▾ 以下の5つの領域に分類

・透深度(とうしんど):D-0〜3
・浅深度(せんしんど):D-4〜8
・中深度(ちゅうしんど):D-9〜11
・濃深度(のうしんど):D-12〜16
・重深度(じゅうしんど):D-17〜20

透け感のある軽やかな色ほど数値は小さく、重厚感や沈みのある色になるほど数値は大きくなる。このように階層化することで、これまで感覚的に語られてきたヘアカラーの質感を、より構造的に整理できる可能性が示された。

理論と技術を多角的に紹介するセミナー構成

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左から、大倉貴志氏、髙橋拓也氏

イベントは、理論解説から技術展示まで、複数のステージで構成された。最初のトークステージには、ディレクターカラーリストの大倉貴志氏と、カラーリストの髙橋拓也氏が登壇。「深度」とは何か、その考え方や背景についての解説が行われた。

カラーリストによるデモンストレーション

続く技術展示では、ディレクターカラーリストの尾崎敦子氏も加わり、3名のカラーリストによるデモンストレーションを実施。理論をどのようにサロンワークのデザインへ落とし込むのか、実際の技術を交えながら紹介された。

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尾崎敦子氏(中央)も加わり、3名で行われたカラー技術のデモンストレーション

スタイリストによるカット&スタイリングステージ

次のステージでは、スタイリストによるカット&スタイリングが披露された。アートディレクターの有村雅弘氏、ディレクタースタイリストの佐藤博樹氏・嶋澤雅美氏、スキルスタイリストの塩野遥氏、スタイリストの福住拓真氏が登壇。カラーと連動したカットやスタイリングによって、ヘアデザインとしての完成度を高めるアプローチが紹介された。

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仕上がりを間近で体感できるモデルショーイング&コミュニケーションタイム

イベントの後半では、モデルショーイングを実施。スクリーンでの映像だけでなく、来場者が仕上がりを間近で確認できる時間が設けられた。同時に、会場内ではimaiiスタッフに自由に質問できるコミュニケーションタイムも用意された。

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また、深度分類を示したボードが掲示され、来場者は普段使用しているカラー剤の名前を付箋に書き、どの深度に当てはまるかを考えながら貼り出すワークも行われた。「深度」という概念を実際のサロンワークと照らし合わせながら考える、参加型の時間となった。

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参加者が自身の使っているカラー剤の「深度」を考える参加型ワーク。それぞれのカラー剤の個性が可視化された

ヘアカラーの表現を広げる、新しい視点

感覚に頼るだけでなく、ヘアカラーの色味や質感を構造として捉える新しい視点。今回提示された「深度」という概念は、カラー表現の幅を整理し、美容師同士の共有や教育に留まらず、サロンワークでのデザイン精度向上にもつながる試みと言えるだろう。

「imaii DIRECTION NO.3」は、その第一歩となるイベントとなった。

>> imaii 公式サイト
>> imaii 公式Instagram
>> 株式会社ガモウ 公式サイト

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