PREPPY

1 Apr 2026
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1 Apr 2026
hair

異業種の複合体が動き出す!「COMPLEX」白神裕己&藤原一毅(PIX HAIR)のクリエイション&インタビュー

異業種のクリエイターたちが集結し、立ち上げた複合型サロン『PIX』。美容業界のフォーマットに捉われない自由な表現に注目したい。
photo:Shimazu Akira(PIX) make-up:kika、ririka(PIX-HAIR) text:Sakamoto Naoko

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PREPPY2026.5月号/ 008-009ページ 
Works by Fujiwara Kazuki(PIX-HAIR)

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PREPPY2026.5月号/ 010ページ
Works by Shirakami Yuki(PIX-HAIR)

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PREPPY2026.5月号/ 011ページ
Works by Fujiwara Kazuki(PIX-HAIR)

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PREPPY2026.5月号/ 012ページ
Works by Fujiwara Kazuki(PIX-HAIR)

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PREPPY2026.5月号/ 013ページ
Works by Shirakami Yuki(PIX-HAIR)

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PREPPY2026.5月号/ 014-015ページ
Works by Shirakami Yuki(PIX-HAIR)

AFTER TALK
白神裕己×藤原一毅(共にPIX HAIR代表)

美容師、ヘア&メイク、フォトグラファー、インテリアデザイナーの異業種4人が運営し、東京・中目黒でスタートした複合施設『ピクス』。それぞれ高いステージで活躍するプロたちがどう交わり、どんな化学反応を起こしているのか。美容業界も注目する彼らの今を作品とインタビューで深掘った。

第一線で活躍する異業種の仕事ぶりを見ることは
美容師だけでは得られない刺激になる

昨秋始動したカフェ/ギャラリー/オフィス/ヘアサロンが一体となった複合施設『ピクス』。運営するのはフォトグラファーの島津 明さん、インテリアデザイナーの竹田 純さん、ヘア&メイクの藤原一毅さん、美容師の白神裕己さんの4人だ。異業種のメンバーが交差する『ピクス』が生み出すクリエイションについて、白神さんと藤原さんにうかがった。

いろいろな角度からの視点が作品を磨く

白神 明と純は同じ高校出身。僕とカズ(藤原)は美容専門学校からの親友。同世代の4人が引き寄せられるようにつながって始まったのが『ピクス』です。
藤原 今回の撮影のテーマを話し合ったとき、いろんなキーワードが出た中で、いちばんしっくりきたのが「COMPLEX(複合体)」でした。
白神 僕らは同世代の異業種が集まった複合体なので。
藤原 作品にもその意味を重ね、人種や肌の色が異なるモデルを集めました。そのうえで写真としての見せ方も考えて、作品ごとにラインやシルエット、テクスチャーなど、際立たせる要素を決めました。
白神 あとはこのユニークなチームでやるからこそ、従来の美容業界誌のフォーマットをくずしたいという思いもありました。
藤原 ヘア雑誌では髪に目がいく必要がありますが、髪だけで考えるのではなく、まず引きで全体をつくってから寄っていくのもありかなと思います。髪とモデルがきちんと調和している作品が、結果的に魅力的だと思うので。
白神 そこが美容師とヘア&メイクの違いだよね。美容師はどうしても足し算の発想になりやすくて、服もメイクもカラーもカットもパーマも、できることは全部見せたくなる。でも僕はポイントを1カ所に絞り、その一点で徹底的に魅せたい。そういう視点はカズや明からも影響を受けています。
藤原 作品のセレクトでも、視点の違いが出るよね。
白神 美容師目線だと、全カットが強い写真になりがちだけど、カズや明と話していると「1枚ならこれ。でも数カット並べるならこっちだね」という会話になる。
藤原 エディトリアルでは見る人がどんな順番で作品を見るのか、ストーリーがどう流れるのかも大切だからね。
白神 僕らはチームとしてのバランスもいいんです。純はプレゼン力がめちゃくちゃすごい。明はパッション型のリーダー。僕も攻めのタイプ。カズは冷静に受け止めながら意見をくれる。全員が前に出るとぶつかってしまうけど、カズみたいに受け止めてくれる人がいるからチームがうまく回るんです。

互いのコンプレックスが混ざり合い、成長する

白神 僕は岡山で美容師をしてきたので、都会で活躍するファッション系の友人たちにコンプレックスがありました。雑誌に名前が載ったり、有名人と仕事をしたり、すごい勢いで有名になったモデルの友達もいたりして。何もしなければいつか彼らと同じ目線で話せなくなる。そんな怖さが常にあって、じゃあ俺は美容業界で存在感を示そうと、技術を磨いてきました。コンプレックスが最大の原動力でしたね。
藤原 僕もコンプレックスは大いにありました。若いうちに美容師を離れてヘア&メイクのキャリアをスタートしたので、刺激的な現場には行けてるけど、進化する薬剤知識などは追いついていかない。今、久しぶりにサロンワークを再開して、どちらの視点も大事だなって改めて感じています。
白神 このチームの強みは、スタッフが藤原たちにメイクの基礎を教わったり、CM撮影の現場などにアシスタントとして入れてもらったりできること。数十秒の映像のために、大勢のクリエイターたちが本気で向き合う姿を体感できるのは、めちゃくちゃ大きいと思います。
藤原 逆もしかりで、僕はサロンワークの中でカットや薬剤のことをフラットに聞ける。ブランディングとか斬新なデザインとか、若手から学ぶことも多いし。新しいことを学べるのはすごい充実感があります。
白神 それぞれのコンプレックスがうまく混ざり合ってるんだよね。互いの領域を行き来できるし、この年齢になると、学ぶこと自体が「おもしろい」でしかない。
藤原 これからも僕がやってきた、現場のフローというか考え方みたいなものを伝えていきたいですね。そして、ほかにない新しいジャンルのサロンに育てられたらいいなと思います。
白神 僕はまず粒の揃ったスタッフを育てること。地方の美容師っておばあちゃんからギャルまで対応できるのが強みですが、長く美容師を続けるにはその対応力は大事。ですから、基礎をしっかり教えたい。そして複合型サロンをいろんなエリアで展開してみたいです。美容室だけでは生まれない化学反応を、もっと広げていきたいですね。

写真右/しらかみゆうき。1988年生まれ、岡山県出身。大阪ベルェベル美容専門学校卒業後、岡山県内1店舗を経て2012年岡山市に『イピン』をオープン。22年にはヘアサロン(イピン)、セレクトショップ、コーヒースタンドが入った複合型ショップCueを展開。現在は東京と岡山の2拠点でサロンワークやセミナー、撮影等で活躍。

写真左/ふじわらかずき。1988年生まれ、京都府出身。大阪ベルェベル美容専門学校卒業後に渡英し、ヘアサロンで働きながらヘア&メイクのキャリアをスタート。2013年帰国。現在は東京をベースにヘア&メイクとして活動。雑誌、広告、アーティストやタレントのヘアを担当しながら、『ピクス ヘアー』ではサロンワークも行う。

[PIX HAIR] member

白神さん、藤原さんのほか、下記の6名がヘア部門のメンバー。カフェ、ギャラリー、オフィスはフォトグラファーの島津 明さん、インテリアデザイナーの竹田 純さんを中心に運営。ミニチュアシュナウザーのノイ君も『ピクス』の看板犬として大活躍!

写真左から/MIKA、Kajiken、kika

写真左から/ririka、Tomoyo、sho

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