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16 Apr 2026
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16 Apr 2026
lifestyle

「女性の仕事師」 nanamiさんの美容師人生

ショートやデザインカラーがお客さまから大人気のnanamiさん。スタイリストデビュー試験に合格したことがターニングポイントだったと語るnanamiさんが、美容師として大切にしていることや将来の夢をお聞きしました。

美容師になろうと思ったきっかけは?

小学生の頃、サロンで働く母やスタッフから影響を受けた

いちばんのきっかけは美容師である母の存在です。幼い頃、母の職場のサロンに行ってスタッフの方によく遊んでもらっていたのですが、おしゃれでキレイなお姉さんたちばかりで、とてもキラキラして見えたんです。母もファッションには気を使っており、洋服を一緒に買いに行くことも。その頃から漠然と美容師っていいなと思っていたのですが、高校卒業後の進路を本格的に考え始めたとき、真っ先に美容師が頭に浮かんだんです。私自身もヘアやファッションに興味があり、美容師ならそれを生かせるかなと。母は「本当にやるの? 大変よ」と言っていましたが、持ち前の負けず嫌い精神が発動し(笑)「いや、できる!」と宣言して東京の美容学校に進学。『アルバム』なら枠にとらわれず、思う存分、自分の感性を発揮できそうだと感じ、入社を決めました。

アシスタント時代、大変だったことは?

最初はお客さまとの距離感や空気感を測るのが難しかった

アシスタント時代はお客さまとの会話に苦戦しました。お客さまとの会話は技術と同じくらい大事な仕事ですが、私は初対面の方と打ち解けるのに時間がかかるタイプで、最初はなかなか会話が弾まず…。入社してすぐに配属された銀座店は年上のお客さまが多く、緊張してしまうことも。お客さまに興味はあるもののそれをうまく表現できず、ご要望を汲み取ることが難しかったんです。もっとお客さまに寄り添い、日ごろのお悩みをアシスタントが聞き出せるようにならなきゃダメだとよく先輩から注意を受け、辛くて涙したこともありました。でも、中には、会話を無理に盛り上げようとしない感じが逆に居心地がいいと言ってくれるお客さまもいて、そのときはうれしかったですね。徐々にお客さまとの距離感やお声がけのタイミングを見極められるようになりました。

デビューまでの道のりは?

試験に4回落ち…それを乗り越えてデビュー

技術は入社から半年間「アルバム アカデミー」でみっちり学び、基礎技術は順調にクリア。しかし、基礎から応用に移行すると、似合わせに苦戦しました。そんな中、「アルバム アカデミー」の卒業制作で撮った作品が先輩や同期から高い評価を受けたんです。もともと作品撮りは好きでしたが、これが自信になり、得意なことは伸ばし、苦手を克服してどっちも頑張ろうという気持ちがふくらみました。とはいえスタイリストデビュー試験のときは本当に苦しく、4回ほど落ちましたが、1年半でデビューできたときはうれしかったです。技術も接客も大変なことはたくさんありましたが、その壁を乗り越え、スタイリストになってからより美容師という仕事が楽しく感じられるようになりました。お客さまが「どう見られたいのか」を叶えられる美容師でいたいです。

SNSをどのように活用していますか?

得意なデザインやライフスタイルを投稿

デビュー後はSNSを中心に集客し、指名なしで来られたお客さまを担当した際は、居心地のいい接客を心がけてリピートにつなげました。SNSには得意なショートやデザインカラーに絞って投稿し、自分らしい世界観をつくることを大事にしています。以前は私自身もショートで、髪が多い、太い、扱いづらいという悩みを抱えていたため、ショートの方の悩みはよくわかるんです。ショートが得意な先輩からのアドバイスもあり、ショートを自分の武器にしようと思いました。その技術はメンズのお客さまにもつなげやすいです。また、ファッションの差し色になるようなデザインカラーも好きなので、それも自分の得意分野として打ち出しています。今後はヘアスタイルだけでなく、自分の好きな物や行った場所など、ライフスタイルも発信できたらと考えています。

今後の目標はなんですか?

お客さまのウェディングをプロデュースしてみたい

入社7年目となり、専属のアシスタントがついて後進の指導に当たる機会が多くなってきました。仲は良いですが近づきすぎると指導しづらくなるので、距離感が難しいですね。お客さまとのファーストタッチはアシスタント。「お店の顔なんだからね」といつも言っています。複数ある技術試験に合格して初めてスタイリストデビュー試験が受けられるのですが、今は私がショートの合否を判定する役割を担っているので責任を感じつつ、自分が培ってきたものは後輩たちに全部伝えるよう心がけています。昨年、結婚したのですが、自分の仕事も忙しく、時間外に後輩の練習を見ることも多いので、家事はそこそこに…という感じです(笑)。最近は結婚するお客さまが増えてきたこともあり、ゆくゆくはウェディングのプロデュースができたらいいなと思っています。

Work -nanamiさんのヘア作品-

nanami

SNSに投稿するために撮った作品。髪の動きが出せるよう、ランダムにブルーを入れたのがポイント。大きなリボンを結んでアクセントをつけました。トータルバランスを考えてつくっています。

こだわりのWORK ITEM

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全部で50個くらいあります!
ガチャガチャで集めたフィギュアたち。ぬいぐるみアーティストがデザインしたものが多く、自宅に飾っているのだそう。「かわいいものに囲まれると癒やされます」

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ご主人の思いが詰まったシザーケース
ご主人が自ら選び、就職祝いにプレゼントしてくれたシザーケース。「レザーなので使うほどに風合いが出てきました。長く、大切に使おうと思っています」

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理想のカットを生み出すこだわりシザー
ドライカットシザーとセニングシザーはデビュー時に自分で購入。先輩がプレゼントしてくれたスライドカットシザーと共に、ふだんから愛用しているnanamiさんの相棒。

photo:Yamazaki Mitsuru text:Morinaga Yasue

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ALBUM nanami

ななみ。『アルバム銀座』トップスタイリスト。国際理容美容専門学校卒業後、『アルバム』入社。サロンスタイルからクリエイティブまで幅広い技術とセンスで多くの顧客から支持を集める。サロンワークの他、撮影やヘアショー、セミナーなど多方面で活躍中。

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