PREPPY 2026年12月号連動
長く健やかに美容師を続けるために、まず見直したいのが毎日の「歩き方」。正しい歩き方を身につけることで、体を整え、美容師人生をもっと輝かせることができます。そんな歩き方の基本をウォーキング講師、村神一誠さんに教えてもらいましょう。
ハイヒールウォークのポイントは「腰」と「足首」

10 ㎝ヒールをきれいにはきこなすには、脚だけで歩こうとしないことが大切です。まず意識したいのが、重心を高く保ってまっすぐ立つこと。そこから、かかとを優しく着地させて前足に体重を乗せ、腰から体を前へ運んでいきます。ポイントは、脚を前に出すのではなく、腰の動きに脚がついてくるように。ひざや足首の柔軟さのためにストレッチは必須。ヒールが高くなるほど不安定になるので、足をやさしく置いて乗る。この重心移動ができると、上半身がぶれにくく、体への負担も減らせますよ。
〈NG例〉歩き方が汚く見えるのはなぜ?
ひざが曲がる原因は、重心の位置にあり!

ヒールの不安定さのために上半身でバランスを取ろうとすると、歩き方が汚く見えます。体の重心位置は常に体幹から下に。歩くときは、片脚に体重をのせて。
〈動画でCHECK!〉歩き方が汚く見える理由は?
内股・がに股は、美しい歩き姿の大敵

内股もがに股も脚のラインと進行方向が揃わないため、歩き姿がきれいに見えません。フラットシューズ以上にヒールでは、そのズレが目立ってしまいます。
〈動画でCHECK!〉内股やがに股が体に負担をかける原因に
〈OK例〉正しい歩き方はこちら!

①股関節から足を前方に出し、かかとから着地します。

②かかとから着地し、足裏全体で体を支えます。

③右足で踏み込む力を利用し、左足を上げます。

④脚が出ると同時に重心を前方に移動。

⑤かかとからやさしく着地。これを交互に繰り返します。
〈動画でCHECK!〉正しい歩き方
つま先を上げるのはスニーカーと一緒

ヒールもスニーカーと同じ歩き方でOK。ただし、つま先立ちの状態のため、足首の柔軟さが求められます。また、靴のタイプによって歩き方に注意が必要です。
★ワンポイントアドバイス!

ストッキングや靴下をはいてヒールをはくと、足裏で踏ん張れないうえ、足が靴前方に滑り、足が痛くなる原因になります。
靴の種類で変わるチェックポイント
7㎝ヒール

ヒールの高さによって前のめりになりますが、比較的足首を使って歩くこと ができる高さ。
10㎝ヒール

つま先とかかとの高低差が大きいので、着地の際に足首を柔軟に伸ばす意識が大切。
プラットフォームヒール

足首の力だけで歩くとひざが曲がってしまうため、足裏をアーチにして静かに着地して。
正しい歩き方のためのエクササイズ!
〈ストレッチ〉股関節や骨盤まわりを柔らかくして、腰から歩き始める練習を
今回レクチャーしてくれたのは……
「Walking Create」村神一誠さん

むらかみいっせい。ウォーキングクリエイト代表/ウォーキング講師。運動理論とスポーツ科学に基づく歩行メソッドを研究し、歩き方の改善を専門に活動する。Instagram @murakamiissei
撮影/佐野一樹(chiyoda-studio) 取材・文/PREPPY
