テーマを練り上げ、それをどう表現するか。思考を巡らせたくさんの準備をして臨む、巻頭特集のシューティング。その裏側を少しだけお伝えします。
Title：Tradition and Innovation
HARUTO・私市龍星／DaB
この撮影を依頼したとき、HARUTOさんと私市さんは大きなヘアショーや外部の仕事を抱えてスケジュールぎっしりの状態。本誌制作ギリギリの日程をなんとかピンポイントで押さえた中で、公園ロケをすることに。なのに……なぜかその日だけずっと雨予報（泣）。それでも妥協したくないと、屋内での撮影案はいっさい考えず、ロケに向けた準備を進めました。チームの願いが天に届いたのか、二日前までの雨予報が嘘のよう。当日は薄曇りで、時には柔らかな日が射し、最高の光の中で撮影できました。背景の木の見え方、垂らした布の角度や画角など、１枚の絵としてベストなバランスになるまで粘りに粘り、それでも日照時間や終了の時間を考慮して段取りは完璧。なおかつチーム全員がワイワイ自由に意見を交わし、撮影を楽しむ姿をリスペクトせずにはいられませんでした。硬派でストイックだけじゃなく、茶目っけたっぷりな一面が見えた『ダブ』チーム。ますます目が離せないサロンとなりました！
ロケ地近くのスタジオでヘアメイクを仕上げてから撮影ポイントへ大移動。閑静な住宅街の中でひと際目立っている『ダブ』チームでした♪
雨上がりの草むらには蚊がたくさん。虫除けスプレーを何度もふりかけながら、モデルさんたちは最後まで笑顔でがんばってくれました！
撮影中、急遽青空の下でカットを始めたHARUTOさん。その判断が功を奏し、作品はより素敵に！ モデルさんもかわいくなって大喜びでした。
Text:PREPPY
