BTSのJINが『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR_ENCORE』を10月31日、11月1日に韓国・仁川文鶴競技場で開催。2025年6月の高陽を皮切りに、世界9都市を巡った自身初のソロファンコンサートツアー『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』の締めくくりとなるステージだ。ここでは10月31日に行われた公演の様子をお届け!
JIN初のソロファンコンサートツアーを締めくくる公演の、スペシャルな内容にARMYも大興奮!
BTS公式YouTubeコンテンツ「Run Jin」のコンセプトを拡張して構成された今回のファンコンサート。歌はもちろん、ファンと一緒になって楽しむゲームや仮装イベントなどが盛り込まれ、会場が一体となって楽しめる作りとなっていた。

モニターに映し出されたスイッチ。それを「ハナ、ドゥル、セッ!ドジョン!(せーの、挑戦の意)」というお決まりの掛け声のもとJINが押すと「Running Wild」のイントロが流れ、シルバーのスパンコールの華やかな衣装に身を包んだJINが登場し、少しでも客席の近くへと言わんばかりに会場内を走りながら回る。曲の後半には花火が打ち上がる演出もあり、冒頭から会場の盛り上がりは最高潮となった。「I’ll Be There」では、指差しのポーズを入れながら軽快にステージを駆け回り、時おり「みんなでー!」「もう一度!」と、ARMY(BTSのファンネーム)を煽る。曲終わりに「『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR_ENCORE』にようこそ!」と挨拶し、「With the Clouds」「Falling (feat. Taka)」と続けた。

ARMYとのチームワークが鍵になるステージ!
「屋外ライブなので少し肌寒いですが、ライブの熱気で盛り上げますから心配はいりません!」と宣言するも「…寒いですか?予想外でしたね」と弱気(?)になるひと幕も。会場のARMYがお題をジェスチャーで表現し、JINがどんなお題か答えるテレパシーゲームのコーナーでは、ARMYたちのジェスチャーを見て悩む素ぶりを見せつつも見事全問正解した。コンサート後半には、ARMYが合唱している曲当てにも挑戦。「上手だね」「頑張って練習したんですね」とARMYの息の合った歌声に嬉しそうな表情を浮かべながら、こちらも見事全問正解していた。
J-HOPEとJUNG KOOKがサプライズで登場!
「Super Tuna」では、メンバーのJ-HOPEとJUNG KOOKがバックダンサーとして登場。釣りが趣味のJINに着想を得たという本楽曲ならではの魚を釣り上げたり、釣り上げられた魚をイメージしたコミカルな振り付けを3人で披露し、会場からはわれんばかりの大歓声が。「この方はとても有名な歌手のJUNG KOOKという方です」「この方はJUNG KOOKとツートップになるJ-HOPEという方です」と茶目っ気たっぷりに2人を紹介し、さらに会場を沸かせた。


J-HOPEは「JINくんが僕のライブの最終日に出てくれて、僕も出るのが当たり前だと思って僕からJINくんに提案しました。私ができることを思いっきりやってみます」と挨拶し、「Killin’ It Girl (feat. GloRilla)」をパフォーマンス。大勢のダンサーを従え、オールブラックのヘソだしスタイルで情熱的なステージを披露した。JUNG KOOKは「会えて嬉しいです。アンコールコンサートを祝うためにきました」と挨拶。オールブラックのシンプルな衣装で「Standing Next to You」を。途中、マイクを置いて激しいダンスパフォーマンスを披露すると会場からは悲鳴が上がっていた。

その後、黒のスパンコールのジャケット姿で「I will come to you」「The Truth Untold (feat. Steve Aoki)」をピアノ弾き語りで披露。スモークの演出も相まって幻想的で儚げなステージに会場中が酔いしれ、「Another Level」では炎の特効とバンドサウンドのもと、力強い歌声で魅了した。
BTSの楽曲メドレーをJ-HOPEとJUNG KOOKと共に披露!

終盤にはJ-HOPEとJUNG KOOKが再び登場し、「IDOL」「So What」「My Universe」を3人でパフォーマンス。途中、水をかけ合ったり、追いかけっこしたりと、無邪気にじゃれ合う3人。2人から「JINくんファイト!」という言葉をおくられたJIN。その後、本編ラストの「Nothing Without Your Love」まで駆け抜けた。

大きな会場でJINを近くに感じられる嬉しい演出も!

黒の革ジャンスタイルで登場したアンコール。今回のライブをするにあたって不安があったことを明かしつつ、最後は「ARMYが楽しんでくれたら僕はとても幸せです」と笑顔で話した。「Moon」では「皆さんに会いにいきますね」と宣言し、気球に乗って大きな会場をまわる演出も。「(高くて)怖いよー(笑)」と思わず本音をもらしつつも、「でもやりたかったから。皆さん上空から見るととても綺麗です」と続けた。最後は「今日は来てくれて本当にありがとうございました。世界中のARMYが幸せになるまで僕は走り続けます!気をつけて帰ってください。バイバーイ!」と深くお辞儀し、ステージを後にした。
全18公演を走り切り「今回のツアーを通して成長できたと思う」と自身が話していたJIN。今回のステージでの経験を糧に、さらなるステップへまだまだ走り続けることだろう。2026年春にはBTSとして完全カムバックも控え、今後の活躍から一瞬も目が離せない!
取材・文/林 知子