リアルトレンド大賞2 0 2 5 M e n ’ s P R E P P Y 部門 グランプリ受賞記念作品を紹介!
INSIDE and OUTSIDE HARUMIYA MASAYUKI



—撮影おつかれさまでした! まずはグランプリおめでとうございます! 今年は自分だと思っていましたか?
「正直に言うと発表の瞬間めちゃくちゃビックリしました。いつも1位を目指していますが、他の作品もみなさんカッコよかったですし光栄です。投票してくださったみなさまへの感謝の気持ちでいっぱいですね」
—まわりの方たちはどんな反応でしたか?
「スタッフやお客さまは僕以上に喜んでくれましたね。モデルさんもオンラインで見ていてくれて真っ先に連絡をくれました。まるで自分のことのように喜んでくれるこんなにたくさんの人たちに囲まれているんだということに改めて気がつかされて、すごく感動しています」
—さて今回はグランプリ受賞後初めてのメンズ作品です。どんなことを表現してくださったのでしょうか?
「自分にとっての『2025年』をテーマにしました。実は2025年は、『ストラマ』が20周年、それから個人的には僕は30歳になる、そんな節目の年なんですね。なにか大きなことを成し遂げたい、そういう気持ちを持って迎えた年にグランプリになったということで、やはり自分にとって大きな意味を持つ年になりました。ということでなにか2025年らしい作品をと考える中で、日本にとって大きなイベントである大阪万博からイメージをふくらませてビジュアルを作りました。かなり元にしたイメージはわからなくなっていると思います(笑)」
—意外なテーマですが、実は僕も今日いろいろとピンと来るものがありました。さらに裏テーマがありますよね?
「自分がこれまでに作ってきた作品を振り返る要素をリファインして取り入れています。たとえば僕にとってターニングポイントになった、メンズプレッピーさんでの初めての業界誌に掲載してもらった撮影は『水』をテーマにしたんです。それからこれもメンズプレッピーさんの『若手特集』での撮影でポイントにした針金で作ったアクセサリーを今回も形を変えて使ったりもしています。撮影やヘアショーなどで発表してきた自分の作品へのオマージュが詰まった、20代の自分の集大成の作品に実はなっているんです」
—モデル2名のヘアを大きくチェンジしたのも驚きました。
「クリエイションだけでもなく、リアルヘアだけでもなく、どちらも表現したかったんです。リアル技術が必要になるスタジオでのカットを挟むことで自分が表現したいものが余すことなく表現できたと思っています」
—そんな20代を総括した春宮さんですが、これから30代を迎えるに当たってどんな目標をお持ちなのか気になります。
「3月号で掲載してもらってグランプリを獲得した撮影で、もっとこうすればよくなったなとか、あそこもっと工夫できることあったなとか、あとになって思うポイントがいくつもあったんです。だから今の僕の100%を出してリアルトレンド大賞Men’sPREPPY部門のグランプリを連覇することはひとつ目標ですね。それからPREPPY部門のトロフィーももちろん狙っています。そしてなにより僕個人のことに加えて、今任せてもらっている『ザ・ストラマ』のブランドを大きくしていきたいです。どんどん若手を育てていって席が足りなくなって、新しいお店を出してパワーアップしてというのが目標ですね」


春宮雅之 THE STRAMA
はるみやまさゆき。『ザ・ストラマ』店長。1995年生まれ。長野県出身。名古屋美容専門学校卒業。デザイン、テクニック、パーソナリティ、すべてを兼ね備えたオールラウンダー。Instagram: @harumiiiiya_