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20 Jun 2026
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20 Jun 2026
lifestyle

「女性の仕事師」 堀 智美さんの美容師人生

高い技術力はもちろん、柔らかい笑顔と落ち着いた雰囲気が魅力の丸岡奈央さん。現在に至るまでさまざまな困難にぶつかり、一つひとつ克服してきた丸岡さんが心に秘める、美容師としての熱い思いとは……!?

美容師になろうと思ったきっかけは?

自分で髪を切っていた&カリスマ美容師が刺激に

小学校から高校までバスケに打ち込んでいて、髪型はずっとショート。当時から自分なりのこだわりがあり、小学生の頃から自分で髪を切っていました。ちょうどカリスマ美容師ブームの時期で、メディアで活躍する美容師さんを見て「こういう世界があるんだ」と思ったんです。雑誌やヘアカタログの切り抜きを集めては、自分の髪で切って試すことを繰り返すうちに美容師という仕事を意識するように。美大と美容学校で進路を迷いましたが「美容師の世界は厳しい」と聞き、やるなら厳しい世界で挑戦してみたいと思い、この道を選びました。自然と東京で勝負したいと思うようになり、上京して都内のサロンに入社したのですが、厳しい環境に気持ちの整理がつけられず、わずか3カ月で退社。何もできずに辞めてしまった自分が悔しく、挫折を味わいました。

デビュー当初、苦労したことは?

コミュニケーションの壁にぶち当たる

その後1年間は美容ではないバイトをしていましたが、美容師になることを諦めきれませんでした。「もう後がない」という覚悟を持って『ミドル』に入社。今度こそ何ごとからも逃げずに頑張ろうと、とにかく練習に励みました。営業中は目の前のお客さまに喜んでいただきたいという思いを強く持っていたので、シャンプーやマッサージで多くのお客さまからお褒めいただいたことは私にとって大きな励みになりました。2年後にはデビューを果たしましたが、最初はなかなかお客さまが増えず、営業後や休日に渋谷でハントをしていました。2〜3年は続けていたと思います。もともと口下手なのでコミュニケーションを取ることにも苦戦し、うまくカットできなかったときにお客さまの気持ちを和ませるフォローができず、お叱りを受けたこともありました。

どのように自分の「武器」を探した?

ショートに特化し、自分に合ったスタイルを確立

デビューから数年後、私自身が好きなショートを武器にしようと決意。自分が好きなことに集中したほうがお客さまに喜んでいただけると考えたんです。集客サイトやSNS向けの作品づくりに注力した結果、新規客が増加。しかし、カット技術が理想に追いつかず、思い通りに仕上げられない時期が続きました。技術とコミュニケーション、両方の壁を越えていくため、私はお客さまと無理にプライベートな会話はせず、技術向上に励むこと、仕事への真摯な姿勢を貫くことを選択。特別な近道はないため、お客さまが求める髪型を察して表現する力を身に付けようと必死に毎日お客さまと向き合い、お客さまのことを考え、試行錯誤を繰り返しました。お客さまから逃げずに向き合い続けた結果、美容師としての揺るぎない自信がつき、売上げも上がっていきました。

代表就任への不安はなかった?

覚悟を決めて挑み、自分なりのリーダー像を模索

2020年、初めて店舗代表として『ミドル代官山』の出店を任された当初は、私はリーダーに向いてないのではないかと思い、不安がありました。しかし、向いているかどうかは関係ない、リーダーになると覚悟を決めて挑むことが大事だと気づいたんです。私の思い描くリーダー像は円滑なコミュニケーションでみんなを引っ張るイメージですが、私は私なりに頑張ってみようと思いました。なので、2024年に3店舗すべてを統括する会社の代表取締役に任命されたときは、それほど不安はなかったです。むしろこの役割をやり遂げたいという気持ちが生まれ、迷わず引き受けました。1年ほど経ちましたが各店舗代表とコミュニケーションをしっかり取り、任せるべきところは任せ、合同の練習会を行うなど少しずついろいろなことができるようになってきたと感じています。

今後の目標を教えてください

スタッフの成長を後押しできる環境をつくりたい

今の会社に入社していちばん変わったのは、自分自身と向き合ってきた結果、自信がついたことです。代表となった今、その自信や達成感をスタッフにも経験してほしいと思っています。また、スタッフ一人ひとりの個性や考え方を理解し、時代に合わせて柔軟に寄り添うことを大切にしていきたいです。そのうえで、あえて言葉で伝えすぎず、私自身がスタッフが乗り越えるべき高い壁となり、背中を見せ続けたいですね。私はショートのお客さまが多いですが、スタッフはみんなそれぞれ自分の得意な分野で活躍してほしいです。スタッフが自立して責任を持てるよう新しい仕事を任せ、自発的に育つ環境をつくることが次世代へのいちばんの恩返し。みんなが個性を発揮して幅広いデザインが提供できるサロンにしていけたらいいなと思っています。

Work -丸岡さんのヘア作品-

丸岡さん作品

インスタ用に撮影したウルフショート。ネープを長めに残し、全体をアイロンで軽く巻いて動きを出し、バームをつけて質感を整えた。デザイン性の高いニュアンスショートのできあがり!

こだわりのWORK ITEM

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デビュー以来、ずっと使っています!
デビューしたときに購入し、以来、ずっと使い続けているシザーケース。重くなりすぎないよう、シザー2丁とコーム、ダッカール、というシンプルなアイテムを収納。

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日帰り温泉でリラックス
箱根湯本の天山湯治郷が大のお気に入り! 通い続けること約10年。通い札には46回分のハンコがズラリ。「源泉かけ流しで、行った日の夜はとてもよく眠れるんです」

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人生の節目に購入した腕時計たち
6年前の店舗代表就任、一昨年の代表取締役就任など、ここぞ! というときに腕時計を購入してきた。「最近は文字盤が黒いタイプ(左)を愛用しています」

text:Morinaga Yasue photo:Yamazaki Mitsuru

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middle 丸岡奈央

まるおかなお。『ミドル』代表。高津理容美容専門学校卒業後、上京。都内1店舗を経て『ミドル』の前身である『SHE DAIKANYAMA』に入社。ショートに特化したスタイルで頭角を現し、多くのお客さまから厚い支持を集める。2020年に自身が店舗代表となる『ミドル』を出店。2024年、代官山3店舗の代表取締役に就任。

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