髪と肌の美しさを追求し、きれいめフェミニンな世界観を愛する女性たちは、ブリーチ無しでつくる透明感ブラウンが大好き。ブラウンで表現する幅を広げて支持される鎌形みゆさんに、人気のブラウン3種をレクチャーしてもらいます。

『SHARE/WORKS』鎌形みゆ/ミックスブラウン編
白肌が健康的に際立つブラウン
「ブラウンの領域はとても奥が深く、さまざまな女性像を表現をすることができます。今回からの連載では、人気のブラウン3種(オリーブ系・ラベンダー系・ミックス)を例に、それらのブラウンが持つ効果をご紹介します。今回はオリーブとラベンダーをミックスしたこっくりとしたブラウン。イエベ肌の方など、寒色系のブラウンにすると血色が悪く見える人におすすめ。中明度で肌の白さを際立たせながら、血色感も増し、健康的な色白美人に見せる色。ぜひ参考にしてみてください」
BEFORE




1年前にダブルカラーをし、その後ワンカラーを継続。現在は根元〜中間11レベル、毛先が12レベルのオリーブ寄りのブラウン。細毛で傷みやすく、特にブリーチ履歴のある毛先にダメージあり。
color recipe
オルディーブ アディクシー
9アメジスト:9エメラルド:13スモーキートパーズ=2:1:1(ox3%)/ミルボン
POINT1
黄色味の出ないレシピに

今回はラベンダー系&オリーブ系のミックスで、こっくりとしたブラウンに。このときオリーブが強いと黄味に転ぶので、ラベンダー系を多めに配合して落ち着いた色味をねらう。
POINT2
時間差で明度をコントロール

「根元」→「ブリーチ履歴のある中間〜毛先」で同じ薬剤を時間差で塗布。レシピはシンプルにしながら全体の明度を揃える。
POINT3
面を整えてツヤを出す


1DKのスタイリングオイルは重くならず細毛にもツヤを出せる優れモノ。手ぐしでなじませたてからコームで面を整えるとサラサラツヤツヤに。
PROCESS
◾️COLOR

①ブロッキングして、ブリーチ履歴のラインの手前までカラー剤を塗布

②ネープから上へと塗り進める。ブリーチラインにはオーバーラップしないように、手前ギリギリまで塗る。

③パネルは1.5㎝の厚みでスライス。パネルを厚くしすぎるとムラになるので注意。

④顔まわり〜サイドも横スライスで塗り進める。

⑤こめかみの毛が細い部分は、トーンアップしやすいので薄めに薬剤を塗布。

⑥頭皮にカラー剤がたまらないようにていねいに塗り進める。

⑦全体の根元を塗り終えたら、薄く塗っていたこめかみにカラー剤を塗り足す。

⑧根元をチェックしてムラを整えたら、4分放置。

⑨同じ薬剤で中間〜毛先を塗る。根元と毛先の色が大きく違わない場合は、カラーレシピを変えるよりも、同じ薬剤を時間差で塗るのが時短になり失敗も少ない。

⑩今回は明るい毛先をトーンダウンさせたいので、表面のパネルから塗ってしっかり色を入れる。

⑪明るい毛先はムラになりやすいので手早く全体を塗り、チェックしたら7分放置。毛先の塗り始めからトータルで10分を目標に。
動画でチェック!
◾️CUT

⑫ハチ下でブロッキングし、アンダーセクションのアウトラインをラウンドに整える。

⑬オーバーセクションのアウトラインは、ゲストに少しうつむいてもらった状態で切る。自然なイングラが生まれ収まりがよくなる。
◾️CUT FINISH



既にレイヤーが入っていたのでアウトラインだけ整えた。レイヤーが入りすぎるとパサついた印象になりがちなので、面を生かしたスタイリングにする。
◾️STYLING

⑭32㎜アイロンで顔まわりをフォワードに巻く。

⑮バックは毛先をすべて内巻きに。段差はつけず1パネルで巻く。

⑯前髪は細かい毛束を取りながら、自然な内巻きにし、サイドへの毛流れをつくる。
FINISH



毛先まで均一なこっくりブラウンに。今回はオリーブ系とラベンダー系のミックスだが、ラベンダー系を多めに配合したことで、肌が血色よく明るくなる。
今回レクチャーして下さったのは……

『SHARE/WORKS』鎌形みゆさん
かまがたみゆ。『シェア ワークス』所属スタイリスト。2026年7月からフリーランス美容師として活動。資生堂美容技術専門学校卒業。ブリーチなしの上品なブラウンカラーの提案で支持される。Instagram @miyu_kamagata
撮影/奥村浩毅 取材・文/坂本尚子