髪と肌の美しさを追求し、きれいめフェミニンな世界観を愛する女性たちは、ブリーチ無しでつくる透明感ブラウンが大好き。ブラウンで表現する幅を広げて支持される鎌形みゆさんに、人気のブラウン3種をレクチャーしてもらいます。

『SHARE/WORKS』鎌形みゆ/ラベンダーブラウン編
カラーチェンジもしやすい、やさしい色
「今回紹介する鉄板ブラウンは、ラベンダーピンク系のブラウンです。柔らかい印象になり、褪色すると黄色みのないまろやかなベージュに。寒色が好きなお客さまも、時々気分転換でピンクにされることが多いのですが、ピンク単品だと褪色後にオレンジみが残ってしまいます。このラベンダーピンクは紫が入っていることで、飽きたらオリーブなどの寒色に戻しやすいのも強み。暖色は寒色に比べて色が入りづらいので、根元と毛先で時間差をつくらず、一気に塗ってしっかり色を入れましょう」
BEFORE




3週間前にピンク系でヘアカラー。それ以前に2年ほど寒色系のヘアカラーを繰り返してきたことで、寒色の残留である黄色みを感じるブラウンに。明度は10レベル。毛先1/3にダメージがある。
color recipe
コレストン パーフェクト +8/6バイオレット:ピンク(カラーコントロール)=1:10%(ox3%)/ウエラ プロフェッショナル
POINT1
暖色を定着させるレシピ

寒色系カラーの残留がある髪には、ピンクを1割入れることで暖色を定着させる。褪色しても黄色みに転ばず、あたたかみのあるベージュになるのでおすすめ。血色をよく見せる効果も。
POINT2
月1のカラーサイクルを推奨

ワンカラーは1〜1.5カ月サイクルが理想。色が抜けきらない状態で塗り足すことで、補修成分も入り、きれいな色をキープできる。さらに新生部が短ければパワーの弱い薬剤で施術可能。
POINT3
レイヤーは入れすぎない

人気のレイヤーも、入れすぎると毛先が薄くなりパサついて見えやすい。カラーでツヤを重視したいなら、カットもレイヤーのラインをなぞる程度に控えて、重め×中明度を意識。
PROCESS
◾️COLOR

①全体の根元にカラー剤を塗布。頭皮に薬剤をためないようにギリギリから塗る。

②根元1/3までカラー剤を伸ばす。1㎝スライスで、トップからアンダーの順で塗る。

③根元1/3を塗布後、毛先まで塗布。ダメージしている毛先は色が抜けやすいので、根元の塗布後に時間をあけずに塗り、しっかり色を入れる。

④毛先もすべて塗り終えたら根元をチェックし、カラー剤をしっかり浸透させる。

⑤暖色は寒色に比べて色が入りづらいので、放置時間が長めに必要。今回は15分自然放置。
動画でチェック!
◾️CUT

⑥アウトラインを落ちる位置でカットし、毛先を整える。厚みを少し出す。

⑦顔まわりにしっかりレイヤーが入っているので、ラインをなぞる程度に整える。
◾️STYLING

⑧前髪は片サイドを3束に分け、32㎜アイロンで外側の毛束からリバースで巻く。

⑨センターの毛束は細めに取り分け、やや強めのリバースに巻くとかわいい。

⑩顔まわりはリバースに、ベースはリバースとフォワードで交互に巻き、少量のオイルをなじませて仕上げる。
FINISH



仕上がりは8レベルのラベンダーピンク。
今回レクチャーして下さったのは……

『SHARE/WORKS』鎌形みゆさん
かまがたみゆ。『シェア ワークス』所属スタイリスト。2026年7月からフリーランス美容師として活動。資生堂美容技術専門学校卒業。ブリーチなしの上品なブラウンカラーの提案で支持される。Instagram @miyu_kamagata
撮影/奥村浩毅 取材・文/坂本尚子