PREPPY

27 Dec 2025
27 Dec 2025
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「Cross Fade/交差する時間」細畑久寿×坂口綾菜(kakimoto arms)のクリエイション&インタビュー

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4:50

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22:10

解説:Cross Fade/交差する時間

4:50-黎明
これから神聖な新しい1日が始まる、薄明かりの時間帯。朝霧が漂い、人々がまだ活動を始める前の時間はまさに聖域。心静かに自分と向き合っている女性像を描いた。クリーンでありながらもやもやとした空気感を表した神秘的な作品。ピタりとハマる絵を見つけたことがヒントになった。

12:30-熱量
1日のうちでいちばん日が高い時間。14時頃になると西陽が差し込んでくるが、12時半は真上にある太陽からクリアなエネルギーを浴びることができる。高い熱量を鮮やかな花々で表現し、4人のモデルとのバランスを鑑みてヘアカラーは暖色すぎない色をチョイス。ポップな印象にならないようローライトを入れて引き締めた。

18:30-夕闇
夕陽が水平線に沈む瞬間、辺り一面が真っ赤に染まる風景をイメージ。16時、17時はまだ昼間の余韻を残しているが、18時半は漆黒の暗闇とその前に一瞬だけ現れる赤い空が融合する時間。ダークトーンに赤を入れてコントラストをつけることで、夕暮れから夜へと移りゆく儚い時間帯を表現。赤と黒を絶妙に組み合わせたモードな1枚に。

22:10-平穏
22時を少し過ぎ、ミッドナイトに入ったばかりのこの時間は心がゆっくりほどけていく時間。気持ちの高まりを抑え、1日の疲れを癒してくれるブルーは細畑さんも坂口さんも大好きな色で、当初から遅い時間帯で使おうと決めていた。眠りにつく前の落ち着いた雰囲気を醸し出した。

hair:Hosohata Hisatoshi color:Sakaguchi Ayana make-up:Watanabe Momoka,Kodama Nozomi(All kakimoto arms) styling:Murayoshi Yuki photo:Umetsu Shota text:Morinaga Yasue

Interview
Stylist 細畑久寿(kakimoto arms)

美容人生を振り返り、時間の交差をイメージ
来年は「量より質」の1年にしたい

美容師を23年続けてきましたが、本当に1日1日があっという間に過ぎていきました。その中で、さまざまなターニングポイントやチャンスが訪れ、その都度、前進できたのは、今まで過ごしてきた時間がフェードアウトし、これから歩む時間がフェードインしたからではないかと思ったんです。それはまるで時間の流れが交差したようなイメージでした。そこで今回は、「Cross Fade」と題し、時間の流れをテーマに作品をつくりたいと思ったのです。
最初は何時何分まで時間を決めず、朝、昼、夕方、夜ということだけ決めてヘアスタイルをどうするか坂口とよく話し合いました。画像を送り合ってスマホで意見交換したり、朝30分早く出社して画像を見ながら相談したりして少しずつブラッシュアップ。質感のつくり方と透明感を出すことにいちばんこだわりましたが、時間だけだと女性像が見えづらいので時間に合う花を使いました。坂口は一切、妥協しない人なので、あと1本のハイライトがほしいという要望も躊躇なく聞き入れるタイプ。「まあいいや」はありません。僕にはないセンスやアイディアをもっているので心強いです。
2025年は1月からスタートダッシュすると決め、月に1~2回は撮影を行い、いくつものコンテストにも挑み、全力で走り抜けた1年でした。2026年はもう少し撮影の完成度を高め「量より質」の1年にしたいと思います。

ほそはたひさとし。『カキモトアームズ』二子玉川店店長。1982年生まれ。山野美容芸術短期大学卒業。美容師としてのモットーは「磨き続けることを止めない」。
Instagram @hosohata_hisatoshi

Interview
Colorist 坂口綾菜(kakimoto arms)

透明感があって洗練された女性像を表現
来年は本気で「JHAグランプリに挑む」

2025年は「Style&Color Trophy2025」(ロレアル プロフェッショナル主催)で日本代表の座を勝ち取り、世界大会へ出場したことで考え方が変わり、クリエイションとは? 大切にしていることは? 自分は何をやりたいのかを改めて考える機会になりました。これまで歩んできた道と自分の未来がリンクしたような感覚です。細畑さんから花を用いて「交差する時間」をテーマにしたいと聞き、私もぜひやりたいと思いました。
ヘアカラーは色相での印象の違いはもちろん、トーンでも印象が変わるので、モデルさんの素材と自分のその時間に対するイメージ色、時間との親和性を考えて決めました。“カッコいい”、“かわいい”とかではなく、透明感があって洗練された女性像を表現できたと思います。
細畑さんのことは超リスペクトしており、全部すごいのですが、中でも質感づくりが本当に素晴らしく、ヘアカラーを生かしてくれます。作品づくりに対してはかなりストイックで、妥協を許しません。
2025年は、さまざまなコンテストに参加したり、『カキモトアームズ』のキービジュアル撮影に携わらせていただくなど大変でしたが学びの多い1年となりました。2026年はJHAに本気で挑みたい。弊社の小林知弘/熊倉正和コンビが2025年JHAグランプリに輝いたことに刺激を受けました。何年かかるかわかりませんが、頂点を目指して頑張ります!

さかぐちあやな。『カキモトアームズ』二子玉川店カラリストチーフ。1993年生まれ。福岡南美容専門学校卒業。美容師としてのモットーは「とにかく自分が楽しむこと」
Instagram @ayana_highlight

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