メンズヘアサロンやバーバーが躍進し、メンズスタイルが注目を集める昨今。
Men's PREPPY的に気になるのが、フレッシュな感性でエッジなスタイルを見せてくれる女性スタイリストたち。
そんなパワー溢れる女性スタイリスト3人による、春のエッジスタイルをお届け!
ANSWER / KATAMORI RENA

完璧さよりも「記憶に残る違和感」。メンズの余白に魅力
男性美容師が作るスタイルは計算し尽くされた完璧なものが多いですが、私はどこかに「余白」を残したいと考えています。パキッと決めるよりも、ふと記憶に残るような違和感を大切にしています。毛先の柔らかさや抜け感は、女性目線だからこそ表現できる武器です。私が強い魅力を感じるのは、そんな少しの不完全さにです。
素材を生かし、日常を少しだけ逸脱する「攻め」のバランス
今回の撮影ではモデルさんの持つ個性的な髪質や肌の質感を最大限に生かすことを第一に考えました。ひとつは地毛を生かしたアフロですが、アレンジスタイルではエクステやコーンロウを使い、日常から少しずれた攻めの表現に挑戦しました。自分の感性を信じて、いちばんかっこいいと思えるバランスを追求したスタイルです。
多様性の先に見た共通点。細部へのこだわりが生む「かっこいい」の美学
私がふだん主に提案している韓国スタイルとはまったく異なるアプローチのスタイルでした。しかし、編み込みでラインを細かく美しく作る工程や、顔まわりの繊細な作り込みに、私の美意識と共通する部分があり、作っていて本当に楽しかったです。表現は違っても、細部を突き詰める喜びは変わらないのだと再確認できました。
孤独な努力からチームの絆へ。環境の変化で気づいた成長
11月に神戸で参加したイベント「OTOCODE」のヘアコンテストでは、おかげさまでグランプリを獲得でき、今回神戸での撮影が実現するきっかけにもなりました。今回のコンテストを通して、モデルさんや仲間と協力して目標に向かう喜びを経験したことは、これからの自分にとって大きな出来事だったと思っています。
大胆に素材を生かす。緻密なバランスで組む非日常シルエット。
地毛の質感を生かし、日常から一歩踏み出した大胆なアフロスタイル。ふだんとのギャップを強調したアレンジスタイルは、計算された調整を加えてバックシルエットの均衡を追求した。新境地を開拓して素材の強さと独創性が共鳴する、一歩先を行くエッジィなデザインだ。model: Ebrahim













How To
CUT/アフロスタイルは伸びてきた地毛の丸みをそのまま生かし、敢えて手を加えず素材の強さを強調。アレンジスタイルはえり足などのバランスを緻密に補い、大胆なバックシルエットを構築する。
STYLING/アフロ時は濡れた状態からムースを全体的になじませ、丸い形を整えてツヤを出す。アレンジ時はグリースと水を満遍なくなじませ、タイトにまとめ上げることで質感に変化を。個性を最大限に引き出して造形美を完成させる。
photo: Yamashita Ryota text: Men's PREPPY Special Thanks: 床屋にもう、欧風料理もん