
「自分が連載をやるんだ。」
今回、このお話をいただいたときの率直な感想は驚きでした。
もちろんファッションは昔から大好きです。でも自分の中では、まだまだ勉強中という感覚のほうが強くて。周りにはもっと詳しい人もいるし、もっと服を知っている人もいる。だから最初は「僕で大丈夫なのかな?」という気持ちもありました。
ただ同時に、ずっとやってみたかったことでもありました。
僕にとってファッションは、ただ服を着ることではありません。その日の気分やモチベーションにも直結するものです。
自分の中で「今日のコーデ、いいな」と思えた日は、不思議とやる気も上がるんです。「今日の俺、ちょっといけてるかも」って思えるだけで、その日の過ごし方まで変わる気がしていて。だからファッションは自分に自信をくれる大切な存在だと思っています。
今回のコーデは、赤いTシャツを主役に考えました。

実はこのTシャツ、母からもらったものなんです。母は昔から服が大好きで、今でも僕のために服を探してくれます。時間があればショップや古着屋さんに行って、「これどう?」と写真を送ってきてくれることも多いんですよ。韓国旅行中にまで服の写真を送ってきてくれたこともありました(笑)。
振り返ると、僕がファッションに興味を持つようになった原点も母の存在だったと思います。

子どもの頃は自分では何も考えていなかったけれど、今写真を見返すと意外とおしゃれな服ばかり着ていて。その積み重ねが自然と今につながっているのかもしれません。
普段の服選びは、まず「着たいアイテム」を決めるところから始まります。
SNSなどでいろんなコーデを見て、「これいいな」と思ったものの画像を保存する。そして、その雰囲気に近いアイテムを探しに行くことが多いです。
ただ、誰かのスタイルをそのまま真似することはあまりありません。
参考にはしますが、自分らしさは残したいんです。

「このアイテムいいな」と思っても、そのまま同じコーデを組むのではなく、自分なりのアレンジを加える。それがファッションの面白さだと思っています。最近はストリートだけでなく、モードやテーラードジャケットなど、これまで挑戦してこなかったジャンルにも興味があります。ファッションのお仕事をさせていただく中で、自分では選ばなかったような服を着る機会が増えて、「こういうスタイルもいいな」と思うことが本当に多くなりました。
今はまだ挑戦中ですが、できるだけジャンルに縛られない人になりたいと思っています。
そしてこの連載では、そんな変化も含めて見てもらえたらうれしいです。
ファッションに「正解」はないと思っていますし。
「好きな服を着ることが一番大事」と思っています。ただ、「少し自信をつけたい」「新しい自分に出会いたい」と思っているなら、ファッションを楽しんでみるのも一つの方法かもしれません。
この連載を通して、僕がどんな服に出会い、どんな刺激を受けて、どんなスタイルへ変化していくのか。メンズプレッピー読者の皆さん、そしてaoringの皆さんにも一緒に見守っていただけたらうれしいです。
そしていつか、「颯太(SOTA)と同じ服を買いました」と言ってもらえるだけじゃなく、「颯太(SOTA)みたいにファッションを楽しみたくなりました」と思ってもらえる存在になれたら最高ですね。
これから1年間、どうぞよろしくお願いします。
●INFORMATION
aoen初の47都道府県ツアー『aoen LIVE TOUR 2026 ~青のはじまり 47+1~』開催中。
3rd Single「ハジマリCOLOR」(好評発売中)
「ハジマリCOLOR」 Official MV
●颯太(SOTA)
profile
2005年8月15日生まれ。東京都出身。O型。
撮影/佐野一樹(千代田スタジオ) 取材・文/Men’s PREPPY
aoen・颯太(SOTA)さんが連載に登場の、メンズプレッピー2026年9月号はこちらをCHECK!