印象を左右する顔まわりデザインを徹底研究し、多くのリピーターを抱える『コア』高橋英昇さん。
「かわいい」「似合う」と必ず言われる顔まわりのテクを3回の連載でお伝えします。

『COA』高橋英昇/顔まわりエクステ編
エクステで毛量不足をカバーし、理想のレイヤーに
「今回ご紹介するのは、顔まわりに付けるエクステ。顔まわりレイヤーが流行る中、毛量や厚みが足りずに思い通りのレイヤーにならない方への応急処置として始めた施術です。エクステを顔まわりに使うことは少ないと思いますが、付け方に気をつければ悪目立ちすることなく、自然なボリュームアップが可能です。目立ちやすい分け目や生え際は避け、厚みがほしいポイントを狙って繊細に付け、セニングでていねいになじませるのがコツ。2カ月程度はもつので、お客さまに喜んでいただいています」
POINT1
シール部分をカット

顔まわりにつけるエクステは、できるだけシール部分を目立たなくさせたいので、ハサミで半分にカット。しっかり固定できるだけの粘着面は残す。
POINT2
分け目を避けて装着

前髪の生え際や、分け目は避け、7本程度の毛髪を拾ってエクステを装着。髪のすき間を埋めるようにバランスを見ながら付けてアイロンで固定する。
POINT3
カットでなじませる

顔まわりになるセクションを取り分け、あご下からレイヤーを入れる。毛先4〜5㎝にセニングを入れて、エクステの毛束感をなじませ、厚みを均一にする。
ITEM

使用したのはバージンレミー毛のエクステ10本。地毛と色味をしっかりマッチさせるのがコツ。
PROCESS
EXTENSION

横から見ると、前髪の毛量が少なく、短い毛もありまとまりづらい状態。

前髪の生え際を1㎝厚でスライス。毛量が少ない部分や、毛が短いところを埋めるのが目的なので、○の部分にエクステをつける。分け目は目立つのでNG。
動画でチェック!


パネルの表面から少量の毛束を取り、根元にエクステを貼る。オンベースよりやや低い角度で引き出して貼ると、下ろしたときに収まりがいい。

生え際1線目に3本のエクステを装着した。

エクステのシール部分にアイロンを当てて熱で固定する。

2線目を1㎝厚でスライス。エクステのある部分とない部分のすき間が目立っている。

6のすき間を埋めるように、レンガ状にエクステを配置。

向かって左側だけ、
5本のエクステを付け終えた。右に比べ適度な毛量になり、生え際の短い毛もなじんでいる。

逆サイドも同様にエクステをつける。余分な毛がシールに絡まないように、シングルピンで抑えておくのがコツ。

エクステの装着完了。エクステの数は、左右のバランスが均一になるように調整。今回は左右5本ずつ付けた。
CUT

顔まわりになる部分をブロッキング。エクステとエクステの間をきれいに取り分ける。

あごラインからレイヤーを入れる。地毛を起点にレイヤーを入れるとなじみやすい。

パネルの裏側からもチェックカットしてなじませる。

毛先3〜4㎝に、グラデーションの角度でセニングを入れる。

パネルを手のひらに乗せ、エクステの束感を感じる部分にセニングを入れてなじませる。
STYLING

32㎜アイロンで、根元は立ち上げ、毛先はリバースに流れるように巻く。
FINISH



左右均一にボリュームが増し、エクステの存在感のない自然な顔まわりが完成。
今回レクチャーして下さったのは……
「COA」高橋英昇さん

「COA」高橋英昇さん
たかはしえいしょう。『コア』代表/統括プロデューサー。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業。年間5000人以上を担当した豊富な経験から、前髪・顔まわりの似合わせに絶大な信頼を得る。Instagram @eisho_coa
撮影/梅津正太 取材・文/坂本尚子