PREPPY

16 Jun 2026
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16 Jun 2026
lifestyle

「美を生きる 。」2年前からAI生成画像や動画を手がけてきた美容師×京都AI職人/森下容道

表現の世界で生きるプロフェッショナル一人ひとりに宿るの哲学に迫る。

大切なのは人と人
お客さまを満足させることが
何より大切です

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Profile
名前 森下容道 もりしたひろみち
肩書 美容師×京都AI職人
Instagram @befine_pra_morishita

History
1982年 兵庫県朝来市で誕生。
1999年 京都理容美容専修学校通信課程入学。
2001年 現サロン『ビファイン』入社。
2009年 『ビファイン』店長に昇格。ヘアデザインコンテスト「三都杯」グランプリ受賞。
2017年 「アヴェダ フォトコンテスト」日本グランプリ受賞、世界大会に進出。
2021年 美容関連事業などを個人で行うため、『ビファイン』に所属しながら、法人組織Maru CCを立ち上げる。
2023年 自身がプロデュースするサロン『PRA hair』オープン。
2024年 AI作品制作スタート。
現在 美容室『ビファイン』CMO、株式会社Maru CC代表を務める。

を形にする、5つのヒント
Q1 あなたにとってのとは?

自分の在り方。

Q2 仕事で大切にしていることは?
人とのご縁、喜びの連鎖。

Q3 創造力の源は?
「楽しい」「ワクワクする」「知りたい」といった直感を挑戦に変え、クリエイティブをしています。

Q4 センスを鍛える方法は?
感覚の解像度を上げること。

Q5 ハマっているモノ・コトは?
美容×AIの可能性を開花させること。

どんなに技術が発達しても、
作品づくりには
微差にこだわる絶対的な審美眼が必要

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JAPAN HAIR COLLECTION(一般社団法人ジャパンヘアコレクション事務局主催)のAI部門でグランプリを獲得した動画作品。

AIの進化は目覚ましく、わずか数秒でヘアスタイル画像が生成されることに脅威を感じる人は少なくない。そんなAIを活用したSNS発信を行うのが『ビファイン』の森下容道さんだ。美容業界の総合格闘技と称されるコンテスト、三都杯(ガモウ関西主催)でグランプリを獲得したこともある森下さんに、AIが生み出す“美”について話をうかがった。

AIとの出会いが、
新たな表現の扉を開く

「AIを使い始めたのは2年ほど前。AI作品の出現に危機感というより、『おもしろそう』と感じたのがきっかけ。勉強会に参加して学び、文章を入力するだけで高品質な画像を生成できるAIソフト『ミッドジャーニー(Midjourney)』を使うように。すると、初めてでも簡単に想像以上の作品がつくれたんですよ。それで、経験を積めばうまくなるのかと思い、1年間毎日画像や動画を生成しては投稿を。その結果、今ではAI職人と呼ばれるまでになりました(笑)。それまで、パソコンをろくに使ったこともなく、ワードソフトですら使えなかったのに、今ではパソコンで画像はもちろん、動画やセミナー資料、ウェブのLP制作までAIを用いて作成できるようになりましたから」

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最終的に調整するのは人 
必要なのは“審美眼”

「AI作品は、パッと見はよくできていますが、独特のAI感や細部の粗さが目立ちます。そこを修正する力がなければ、魅力のある画像はつくれません。だから、AI時代に絶対的に必要なのは〝審美眼〟。僕がインスタにあげているAI作品もつくりっぱなしのものはひとつもありません。そういう意味でも、撮影やクリエイションの経験が生きているのだと思います。また、AI生成ソフトごとに特色が異なりますし、微調整の仕方も変わりますから、『楽してヘアスタイル作品をつくっている』わけではないのです」

AIでは代替できない
大切なのはリアルな技術

「AI作品の投稿を行うことで、業界からのバッシングはありましたよ。『自分で作品をつくっていないじゃないか』と。AIがつくった作品でも、最終的には人によるブラッシュアップが必要ですし、それは、美容師が培ってきたクリエイティブや審美眼が最も役に立つ領域だと感じています。それに、AI作品で集客できたとしても、実際に施術し、リピートにつなげるのは人です。リアルサロンワークでお客さまに似合わせられなければ意味がありません。ただ、AIの進化で美容室の集客方法は確実に変わっていくでしょう。僕は、そんな変化に対応するためにも美容業界におけるデジタルリテラシーを高めていきたいと思っています」
「AI画像を持ってくるお客さまが増えた」という声を聞く今、AIがどんなヘアスタイルをつくろうとも、最終的に大切なのは人と人との関係性なのだろう。お客さまに満足してもらえる技術を提供することには変わらないのだから。

My Work
三都杯2009年、グランプリ受賞

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グランプリを受賞したのは27歳のとき。その後もさまざまなコンテストに挑戦し、常に新しい技術や表現方法を吸収しながら、審美眼を磨き続けている。

My Work
タテムラブリーチ®開発者としての一面も

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ブリーチ時に起こりやすい“色ムラ”を逆に生かしながら、デザインとして成立させる独自のブリーチ技法「タテムラブリーチ®」を開発したのは森下さん。

My Work
初めて仕上げたAI生成画像

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AIセミナーに参加して初めて仕上げたAI作品。仕上がりに粗さはあるが、AIと美容の可能性に気づくと共に、これまでの価値観が変わっていく怖さを感じた。

text:PREPPY

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