ただ乾かしただけでもキマる。アイロンもブラシも使わずとも、完璧なフォルムと毛流れに仕上がる、『COA』小西恭平さんが提案する「ナチュラルセンターパート」は、優れたカットから生み出される芸術品。圧倒的なリピート力は、再現性と扱いやすさの証明とも言える。
360度どこから見ても美しく、乾かすだけでキマる珠玉のセンターパート
定番人気となったセンターパート。巷にはさまざまなセンターパートが溢れているが、『COA』小西恭平さんがつくるそれは他とは一線を画す。360度どこから見ても美しいフォルムに、柔らかな毛流れ。しかもそれが複雑なスタイリングを要さずとも、ただ乾かしただけで仕上がるという再現性と扱いやすさも兼ね備えている。骨格を見極めたサイドのライン設定。横から見た際のフォルムを映させるボリュームコントロール。そしてハサミの入れる角度にまでこだわったチョップカットで引き出される毛先の柔らかな動き。そんな計算されたカット技術の積み重なりで生まれるセンターパートは、お客様に感動体験を与えるのだ。

【CUT PROCESS】

サイドの前下がりはリップライン〜耳たぶをつなぐラインで設定。乾かして短くなることを想定して、テンションをかけずに長めにカットしておく。

トップ〜ミドルはパネルをバイアスに取り、45度に引き出してレイヤー状にチョップカット。切り口がレイヤーになることでより動きが出しやすくなる。

アウトラインは後方にダイレクションをかけて水平ラインにカット。角を残すことで正面から見た時にえり足がスクエアシルエットになるためシャープな印象に仕上がる。

ハチ下〜アンダーはパネルを直上に引き出して角を取る。こうすることでアンダーには重さを残しつつくびれをつくることができる。

髪際隅部の下をツーセクションラインとして分け取り、もみあげは顔まわりに沿わせてカット。顔まわりにハイレイヤーが入るためなじみがよくなる。

ドライカット。ハチ上は頭の丸みがあるのでパネルの毛先を扇状に開いて角を残しながらカットすると、レイヤーと質感調整が同時にでき、さらになじみもよくなる。

バングは正中線から2㎝程度を分け取って、正面にダイレクションをかけ毛先の角を削る。サイドは前下がりラインだが、バングのキワのみやや前上がりになることで、顔の面長感がカバーされる。
【CUT FINISH】

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【STYLING】



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【360°動画解説】
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今回レクチャーして下さったのは……「コア」小西恭平さん

photo:Sano Kazuki(CHIYODA STUDIO)
text:Shigetomi Yukiko
works by Konishi Kyohei(COA)
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