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26 Dec 2025
26 Dec 2025
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全国で活躍するクリエイターをピックアップ!Pick up CREATORS Vol.06

ヘアスタイル撮影における似合わせのセンスやバランス感覚を磨きたい美容師が、七海麻子カメラマンの元に自然発生的に集まり、「七海塾」と呼ばれるように。そんな塾生4名の作品を紹介する。

Pick up1

theme-1:煙の肖像 不満
「こちらの2作品は、対比させるようにつくったもの。白いジャケットの袖のデザインに合わせ、ヘアにも黒いラインを。ヘアとジャケットのデザインが連動するように、黒いヘアカラーの角度と太さを揃えています。5年前に独立した後、七海塾で1年間、じっくりと向き合いました。そのとき、七海さんから『世界観づくりが強みですね』と言われ、ヘアだけでなく、背景や小物に気を配るようになると結果が出るように。まだまだですが、どんどん成長できています」

photo:Nanami Asako make-up:MORIMI(Landscape)

theme-2:煙の肖像 不平
「白いジャケットの作品に対比させたのが、こちらの黒いジャケットの作品。黒髪のフルウィッグにブリーチでラインを描きました。ただ、コーミング次第でラインがぼけてしまうので、撮影時は神経衰弱のようでした(笑)。グラボブのベースですが、カチッとした印象にしたくなかったので、カラーで髪表面にレイヤーを入れて丸みをつけています。ひとつの作品のなかでも、直線的な黒いラインと曲線的な白のラインを対比させて見せている点も見所です」

photo:Nanami Asako make-up:MORIMI(Landscape)

SALON:Landscape (新潟県長岡市)
NAME:小島智暁
美容師歴:22年 クリエイション歴:5年
こじまともあき。『ランドスケープ』店長。資生堂美容技術専門学校卒業。新潟で夫婦経営のサロンを営む。地方だからこそ日々感じる美容の楽しさを発信している。
Instagram @kojima_tomoaki

Pick up2

theme-1:凛として
「ジェンダーレスが叫ばれる昨今ですが、女性らしさは、女性の魅力を語るうえで否定できない部分。モデルさんがもっている魅力を性も含めて表現したいと思い、うちに秘めた彼女の儚さと強さを形にしました。毛流れで落ち着きを表し、こめかみの髪だけを後ろに流すことで、流されない強い意志を表現しました。一見、普通に見えるけど、よく見るとちょっと違和感を感じる、そんな効果を狙っています。クリエイティブを始めて、まだ1年ちょっと。最近では作品撮りの回数も増え、結果もついてくるようになりました」

photo:Nanami Asako make-up:Hoshino Mai(hairsalon Trip)

theme-2:bitter mint
「ピンク背景の作品と同じモデルさん。以前から、学生服やジャージを使ったシリーズを撮影しており、これもそのひとつ。学生服を着せ、ヘアをリーゼントにしてヤンキー風にしています。アイロンパーマをイメージして、細めのアイロンで巻き、サイドとトップにメリハリがつくよう、グリースで根元をつぶしました。リーゼントヘアにツヤを出しすぎると、男性的なイメージが強くなるので、ドライな部分を少し残すことで、モデルさんの幼さやかわいらしさを強調。上の作品と違ったモデルさんの魅力を引き出せたと思います」

photo:Nanami Asako make-up:Hoshino Mai(hairsalon Trip)

SALON:hairsalon Trip(神奈川県藤沢市)
NAME:星野麻衣
美容師歴:25年 クリエイション歴:1年半
ほしのまい。『ヘアサロントリップ』オーナー。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。ママ美容師として育児やクリエイション活動に全力で取り組んでいる。
Instagram @hoshi_no_mai

Pick up3

theme-1:崩れる四角

「今まで見たことのない作品をつくってみようと思い、仕上げたもの。七海さんから『女性像じゃなく、アートだね』と言われ、自分はこういうアートな作品づくりが好きなんだと改めて気づかされました。毛たぼで四角のフォルムをつくり、左サイドは硬くて重い印象に。その重そうな四角いフォルムが、風に流れて徐々にくずれてなくなるような、夢の中に出てくる不思議な世界観を表現してみました。クリエイションを始めて10カ月ですが、次から次にアイディアが湧いてきて、今はあれもこれもやってみたいという衝動に駆られています!」

photo:Nanami Asako make-up:Okada Saki(mule)

theme-2:反抗期
「『とがってるけどなんだかかわいい』、『不良だけど本気の不良じゃない』、『辛いけど甘い』みたいな、反抗期だけど不良になりきれない女の子を表現したいと思い、制作したもの。スパイキーなテクスチャのヘアやスタッズのチョーカー、反抗的なサングラスでアグレッシブなイメージに。だけど、ヘアカラーはあえてムラのある柔らかなピンクで甘く、どこか憎めない愛おしい女の子を表現しました。私らしさは、いい意味でも悪い意味でもヘアが主役じゃないこと。評価されるかどうかは別にして楽しんでいきたいですね」

photo:Nanami Asako make-up:Okada Saki(mule)

SALON:mule (栃木県佐野市)
NAME:岡田沙希
美容師歴:17年 クリエイション歴:10カ月
おかださき。『ミュール』スタイリスト。栃木県美容専門学校卒業。お客さまお一人おひとりに似合う最高におしゃれでかわいいヘアスタイルを提案することをモットーとする。
Instagram @saki_okapi

Pick up4

theme-1:スクエアの侵略
「コロナ禍に通っていたSVKでヘア&メイクを学ぶ際、婚礼の現場で活動していたので、ヘアセットが得意だと思っていたのにそうではなかったという事実に直面したんです。それで、基礎からすべてやり直すことに。そんなときに出会ったのが七海さん。アドバイスが的確なので、いつも助けられています。ここで表現したかったのは、自分の中の善と悪。それは、意思の強さに対して、心の弱さ。白は新しい始まりを表し、黒い四角は神秘的で強い意思を表しています。その黒い意思に侵略されて人間が変わっていく様子を表しました」

photo:Nanami Asako make-up:Hamada Reiko(KARERENA heir)

theme-2:自由とは
「フランスの美術館で、中世貴族の絵画をたくさん見たんです。豊かな生活をしている貴族の姿が描かれているのですが、その生活は窮屈そうにしか見えなかったんですよね。でも、不自由さがあるからこそ、自由のありがたみを感じるもの。善と悪のように、自由と不自由さは共存する関係なのだと思います。だから、こちらの作品のテーマは『自由とは』。衣装で貴族の窮屈な様子を表現し、髪とメイクで、ルールや掟に縛られない自由を。ワッフルをポイントに入れたのは、敬愛するワッフル達人、SABFA・計良宏文さんへのオマージュです(笑)」

photo:Nanami Asako make-up:Hamada Reiko(KARERENA heir)

SALON:KARERENA hair(京都府京都市)
NAME:濵田れい子
美容師歴:30年 クリエイション歴:1年半
はまだれいこ。『カレレナ』代表。京都理容美容専修学校卒業。お客さまのかわいい、かっこいいスタイルを見つけるための勉強は手を抜かず、日々精進を続けている。
Instagram @hamada_reiko

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