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9 Oct 2025
現役美容部員Gokenさんが教える! メンズビューティ相談室 vol.11
9 Oct 2025
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現役美容部員Gokenさんが教える! メンズビューティ相談室 vol.10

美容に悩む男性のための「メンズビューティ相談室」。素朴な疑問からディープな質問まで、資生堂の現役美容部員Gokenさんがズバッとアドバイスしちゃいます! お悩みがある人は下のフォームから送ってね。

現役美容部員Gokenさんが教える! メンズビューティ相談室 vol.10

Q.メイク感が出ないメイクのコツは?

メイク感を出さないコツは、100%やりきらないこと。キッチリ描いたり、しっかりカバーしたり、ガッツリ色をのせると「メイクしてます」感が出るから、70%ぐらいの仕上がりを目指すといい感じに。特に気をつけたいポイントは3つ。ひとつは眉。アウトラインを整えすぎると人工的な印象になるので、あえて遊び毛を残すぐらいがおすすめ。ふたつめは肌。ニキビ跡とか青ヒゲとかキレイに隠したくなるけど、100%隠そうとすると濃さにもよるが、かなり厚塗り感=メイク感が出るのでうっすら透けて見えるくらいのカバーがおすすめ。最後はリップ。血色感を出して健康的に見せるのが目的だけど、色味を間違えるとドーリーになるので、オレンジ寄りの色味でヘルシーに仕上げるのが定石。この3つを意識すれば、「メイクしてる感」がないのに、しっかり清潔感だけ盛れちゃうナチュラルメイクの完成!

▼ポイント

1.眉のアウトラインはぼかす

2.肌のカバーは70%でOK

3.リップの色味はオレンジ寄りでヘルシーに

1.眉のアウトラインはぼかす

眉用のブローブラシやスクリューブラシを使って、アウトラインをぼかして、「描きました」感をやわらげる。

眉を描くときのポイントはいくつかあるが、意識したいのはアウトライン。絵に描いたようなキレイなラインは人工的=不自然に見えるので、「メイクしている感」を出したくない人は以下のテクニックを参考にしよう。まず、アウトラインの毛の処理は、うぶ毛をあえて残して遊び毛を作る。そうすることでアウトラインがビシッとしないので自然に見える。そして、描いたあとはブラシでぼかすことが大切。肌にふわっと溶け込むことでナチュラルに見せることができる。

使ったのはコレ

シュエトゥールズ ブローブラシ&コーム
コームとブラシが一体化しているので、一本あると眉を整えるのに重宝する。

2.肌のカバーは70%でOK

このぐらいのカバー感がベター。下地でトーンアップするだけでも清潔感が出るので、このぐらい素肌を感じる程度が「メイクしている感」を出さないコツ。

肌をカバーしすぎると「メイクしている感」が強くなるので、ナチュラルメイク派的にはNG。毛穴や色ムラは下地や少量のファンデーションでカバーできるので問題ないが、青ヒゲや濃いめのニキビ跡を完全に隠すとなると、それ相応の量を重ねる必要があるので、どうしても厚ぼったくなり、「メイクしている感」が強くなってしまう。「メイクしている感」を出したくないなら、完全にカバーしないほうがナチュラルメイク派は自然に見えるうえ、清潔感も十分保てる。また、男性の魅力はシュッとした骨格感や立体感なので、カバーしすぎてノッペリするぐらいなら、下地でトーンアップするぐらいで調整するほうがナチュラルメイク派はかっこよく見える。

使ったのはコレ

マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース NEO ヌーディーベージュ
テカリとカサつきをダブルで防ぎ、スキンケアまで叶う、毛穴レスくずれ防止下地。ナチュラルメイク派は、自然に素肌になじむ「ヌーディーベージュ」色がオススメ。

3.リップの色味はオレンジ寄りでヘルシーに

肌になじみやすいのは、オレンジ寄りの色味で、透明感のあるシアーな淡い発色のリップ。

唇の色って意外と大切で、血色感が足りないと疲れて見えるなどヘルシーさに欠ける印象になりがち。だからリップで血色感を出して健康的に見せたいんだけど、しっかり発色するリップで血色を出し過ぎると途端に「メイクしている感」が出てしまうので、バランスが重要になる。メイクを見せる系の場合、重視するのは発色だけど、ナチュラルメイク派の目指すリップは健康的に見えるヘルシーさ! そのために覚えておくべきことはふたつ。色と質感だ。色は、赤ベースでもオレンジ寄りの色味を選ぶと肌になじみやすく、失敗しにくい。質感は、透明感のあるシアーなタイプがベター。素の唇の色が透けて見えるので、ナチュラルに仕上がる。

使ったのはコレ

マキアージュ ドラマティックエッセンスルージュ
ナチュラルで透明感のある発色が特徴のリップ。Gokenさんイチオシは「OR301 レイジータイム」。オレンジみのある色なので、肌になじみやすく失敗しにくく、始めてのリップにおすすめ。

ちなみにGokenさんはブラシを駆使してナチュラルメイク

1.SHISEIDO TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ
2.SHISEIDO KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ
3.SHISEIDO HANEN FUDE アイ シェーディング ブラシ
4.SHISEIDO YANE HAKE プレシジョン アイブラシ
5.SHISEIDO NANAME FUDE マルチ アイブラシ

Gokenさんはパーツごとに専用ブラシを駆使し、よりナチュラルに見えるメイクを目指している。
「ナチュラルに見せるメイクはアウトラインをぼかすことが大事なので、部位ごとにブラシを用意しています。専用ブラシのいいところは、サイズや硬さが考えられているのでフィットしやすく、狙った仕上がりに近づけやすいことです。コンシーラーやアイシャドウをぼかすためのブラシや、眉を描くためのブラシ、パウダーを狙ったところに狙った量だけのせるブラシなど。よく使うブラシだけでも、ザッとこのぐらいはあります。とても繊細なことですが、ブラシひとつで仕上がりが変わるので、みなさんもぜひ試してみてください」

>>>NEXT ISSUE「まわりとちょっと差がつくテクニック」10/16(木)配信。お楽しみに!

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PERSONAL BEAUTY PARTNER

Goken

ごけん。資生堂パーソナルビューティーパートナー。お客さまのニーズに合うコスメや、化粧感ゼロなのにワンランクアップしたビジュアルを提案。Instagramでは「プロが教えるメンズ美容」を発信。

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