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23 Oct 2025
現役美容部員Gokenさんが教える! メンズビューティ相談室 vol.12
23 Oct 2025
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現役美容部員Gokenさんが教える! メンズビューティ相談室 vol.12

美容に悩む男性のための「メンズビューティ相談室」。素朴な疑問からディープな質問まで、資生堂の現役美容部員Gokenさんがズバッとアドバイスしちゃいます! お悩みがある人は下のフォームから送ってね。

Q.ファンデーションの色選びがうまくいかない!

ファンデーションの色選びって、難しいよね。自分の顔の色に近い色を選んだつもりだったのに、塗ってみたら思った以上に白塗り感が出たとか。美容部員に相談するのがいちばん効率的で失敗も少ないんだけど、カウンターに行く勇気がまだもてない…なんて人も大丈夫! 今回は失敗しない選び方を伝授。ザックリまとめると、まず明度で選ぶ。ライトトーンかダークトーンで選ぶ(トーンとは、色相に加えて明度と彩度の組み合わせで決まる『色調』のこと)。迷ったら、ダークトーンを選べばナチュラルに仕上がりやすいのでおすすめ。次に色味。大まかに、黄色み寄り、ニュートラル、赤み寄りの3択になる。Gokenさんのおすすめは黄色み寄り。黄色みに寄ったほうがナチュラルで健康的に見えやすいからだ。最後に、「なりたいイメージ」に合わせて選ぶ。自分の肌の色から遠くかけ離れていなければ失敗することは少ないので、気分に合わせてファンデーションを変えて楽しむのもアリ。意外と自由度が高いので構えず、楽しんでいこう。

▼ポイント

1.まず明度で選ぶ

2.次に黄色み寄りか赤み寄りかで選ぶ

3.なりたいイメージに合わせて選ぶ

1.まず明度で選ぶ

色味はフェイスラインで確認すると失敗しにくい。

初めてファンデーションを選ぶとき、明るめの色を選びがち。きっと、メイクするなら明るく見せたいと思う気持ちが強いから。でも、それってメイク感が出やすいので、ナチュラルなメンズメイクを目指すなら、肌の色味より1段階もしくは2段階ダークトーンを選ぶと失敗しにくい。ダークトーンのいいところは、テクニックなしでも自然に仕上がるところや、シュッとした印象に見せられるところ。しかも、色が濃い分カバー力が高いので、使う量が少しで済む。つまり、厚塗りにならないのでメイクしている感が出にくいということ。

インウイ リキッドファンデーション」をGokenさんの腕に出したところ。左から「03」、「02」、「00」。Gokenさんの肌になじむ色は「02」だが、ふだんのナチュラルメイクに使用しているのは1段階ダークトーンの「03」。

では、実際に選ぶ際はどうしたらいいかというと、例えばドラッグストアで3色展開のファンデーションを選ぶ場合は、いちばんダークトーンを選べばOK。5色展開なら2番目のダークトーンを選べばだいたい間違いない。肌の色味が明るい人は、中間である3番目あたりでも大丈夫。10色以上展開しているブランドは、美容部員に相談するのが効率的かつ失敗しにくいのでおすすめ。

2.次に黄色み寄りか赤み寄りかで選ぶ

左が黄色み寄り、中央がニュートラル、右が赤み寄り。
※各「シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション(全12色)」。左から「330」、「320」、「310」。
Gokenさんの腕に出したところ(並びは同じ)。

ファンデーションの色味は、ザックリ分けて「黄色み寄り」「ニュートラル」「赤み寄り」で色展開している。ナチュラルなメンズメイクを目指す場合、黄色み寄りを選ぶのがGokenさんのおすすめ。なじみやすい色だからナチュラルに仕上がるし、生き生きして健康的な肌に見せることができるからだ。赤み寄りの場合、ほのかに血色感が出て肌がキレイに見えるメリットもあるが、テクニックがないと明るく不自然に見えることもあるので、少し上級者向け。また、人によってはグレーっぽく見える場合もあるので、まずは黄色み寄りから試してみよう。

3.なりたいイメージに合わせて選ぶ

「気分でファンデーションの色味を変えるのもありなんです! ぜひいろいろ試して自由に楽しんでください」

ナチュラルメイクの範囲内でも、なりたい自分を表現することはできる。例えば、上品でモードな感じの気分なら赤み寄りの色味にしたり、フレッシュでちょっとヤンチャ系の気分のときは黄色み寄り、クールでかっこいい系お兄さんなら黄色み寄りで2段階ダークトーンにするとか。買ったけど合わない気がしてお蔵入りしていたファンデーションも、気分やTPOに合わせると意外と使えるチャンスがあるかも。
例えば資生堂のファンデーションは、ライトトーンでもダークトーンでも肌になじむ設計になっているので、自分の肌に合う色味はこの一本だけ!ということにはなりにくい。Gokenさんお気に入りの『インウイ リキッドファンデーション』を気分で使い分けている。ふだんは「03」を使用し、明るい肌に見せたいときは「01」、かっこいい雰囲気を出したいときは「04」を使っている。「極端に肌の色味からかけ離れていなければ大丈夫! 多色展開しているブランドなら、なりたい自分に合う色味が見つけやすいので、ぜひ美容部員にご相談ください」とGokenさんは言う。メイクになれてきたら、ファンデーションからステップアップするのもおしゃれかも。

ちなみにGokenさんは気分やTPOで使い分ける

Gokenさんは洋服をコーディネートするように、ファンデーションも使い分けている。
「会う人や、行く場所でファンデーションの色味を変えて楽しんでいます。ふだん、みなさんも相手に対してどういう印象を与えたいかを考え、ファッションや香水を変えていると思います。それと同じ感覚です。ナチュラルメイクの範囲内でもいろいろな表情を見せることができるので、新しい自分の表現方法をぜひ見つけてください」

>>>NEXT ISSUE「カッコよく見えるメンズメイク」10/30(木)配信。お楽しみに!

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PERSONAL BEAUTY PARTNER

Goken

ごけん。資生堂パーソナルビューティーパートナー。お客さまのニーズに合うコスメや、化粧感ゼロなのにワンランクアップしたビジュアルを提案。Instagramでは「プロが教えるメンズ美容」を発信。

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